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2021/10/23
心の宝箱に積もる言葉たち
京田辺シュタイナー学校の子どもたちにとって、暗唱はとても身近な行為です。毎日唱える朝の詩や帰りの詩はもちろん、エポック授業(*)ではその主題にふさわしい詩が学びに付き添います。前年度末の「かがやき」(*)で一人ひとりに贈られた詩は朝の時間に日替わりで唱えますし、専科の授業でも詩や文章を唱える機会が多くあります。それだけでは飽き足りないとばかりに、子どもたちは身の周りに響いている色々な言葉を覚えて唱えます。我が家では、昼食の時間に担任の先生が読み聞かせてくれる物語の一節、季節の行事の際に高等部の先生が唱える「お祈り」の言葉、そして近頃はミカエルの詩がよく聞かれます(先日のミカエル祭で唱えた2年生や6年生の様子を真似ることも……)。さらに、本を読んで心に響いた言葉も、とりあえず覚えます。ハリー・ポッターの組分け帽子の詩、『不思議の国のアリス』の中の何だかよく解らない詩、ハイジがおばあに聞かせてあげる讃美歌集の詩、『古今和歌集』の「仮名序」(これは母親の私が覚えたいと思って手元に置いていたのをいつの間にか子どもが読んで先に覚えてしまいました)、などなど。4年生の次女は、先日までメインレッスン…
2021/09/27
ミニプロジェクトに取り組んで
京田辺シュタイナー学校では、例年8年生になるとミニプロ(ミニプロジェクト)という、自由研究をします。娘のクラスでは、4月から夏休みの終わりまでの5カ月間、時折担任の先生のアドバイスを受けながら各自が選んだテーマに取り組みました。娘は、以前から好きだった和菓子作りをテーマに選び、12カ月の四季折々のお菓子を作り、レシピブックを作ることにしました。「こしあん作りや難易度の高いものにも挑戦したい!」と意気揚々と始まった娘のミニプロ。12カ月分のお菓子が決まると、次は材料の準備です。選んだ和菓子の中には特殊な材料を使うものもありました。家にある材料で代用できそうなものもありましたが、近隣のお店では売っていないものもありました。インターネットで検索したり、お取り寄せしたりすれば簡単に済むことですが、娘の学年では子ども達がインターネットに触れることはありません。お菓子作りの好きなクラスメイトと情報交換したり、近隣のお店に取りよせてもらえるか聞いたり、製菓材料店に電話したり・・・材料が揃ったのは一学期の終わりとなりました。夏休みは、連日エアコンの効かないキッチンで蒸し器や鍋との格闘となりました。夏に…
2021/09/01
初めての夏休み
今年1年生で入学した娘は、学童期に入って初めての夏休みを過ごしました。帰省先で庭の畑仕事を手伝ったり、畑で採れたお野菜で一緒にお料理したり、川遊びをしたりと、のんびりとした時間の毎日でした。「シュタイナー学校では、低学年の間は宿題が無いんでしょ?」とよく聞かれますが、実は宿題が存在します。文字の書き取りや計算など、座学といった意味での宿題はもう少し学年が上がったらありますが、今1年生の娘が取り組む宿題は「お手伝い」です。家の事を何かひとつ決めて、毎日お手伝いをします。娘は日頃からお米とぎを手伝ってくれているのですが、夏休みはおにぎりを作れるようになりたい!と毎日せっせとおにぎりを作るお手伝いをしてくれました。手にお水をつけて、お塩をつけて、ご飯をしゃもじで取り分けて握る。大人だとパパっとしてしまう事でも、当初はとても時間を費やす作業でした。お手伝いが宿題だなんて、なんて可愛らしいのと初めは思いましたが、毎日続ける難しさの壁にぶつかる日も当然あります。今日はそんな気分じゃない!という日もありますし、もっと遊びたいのに!という日もあり、毎日すんなりお手伝いをしてくれるわけではありません。そ…
2021/08/21
高等部からはじめまして
我が子は昨年、高等部に編入学しました。編入して1年半が経ち、当初のことを驚きとともに振り返りました。京田辺シュタイナー学校は、小学1年生から高校3年生までの一貫教育で、1学年1クラスのみ、20数名の少人数のメンバーで12年間学びます。そのうち高等部は、9年生(中学3年生)からの4年間を指します。「中3の男子が、8年間一緒に過ごしてきたクラスに入って馴染めるのかどうか。」編入に対して、まずはこの心配が大きかったのですが、特に印象に残る授業があります。それは、『言葉の美学』という国語の授業です。いったいどのような授業が行われるのか、想像がつかなかったのですが、3週間のエポック授業を終えて持ち帰ったのは、手作りの詩集でした。そこには、自分の名前に文章を寄せて自己紹介した詩や、クラスメイトへ向けてお互いに贈る詩、願いや想像、夢などの詩に手書きのイラストが添えられ、製本されていました。現代の中学3年の子どもがクラスメイトの異性に対して、果たしてお互いに「君は花のようだ」、「風のようだ」と、学校の授業の中とはいえど、心を寄せて美しい詩を贈れるものでしょうか。友を大切に慈しむ純真な気持ちが言葉になっ…
2021/08/08
夏休みの宿題
抜けるような青い空に湧き立つ雲の峰がまぶしい。昼寝から目を覚ますと、8年生の娘がエポックノートを広げて、地球をとりまく大気の様子をパステルで描いていた。無色の対流圏の上は、彼女好みのレモンイエローとライムグリーン、そしてラベンダーで色分けされて、下から順に成層圏、中間圏、熱圏と色鉛筆で書いてある。地球学の夏休みの宿題らしい。へー、外の夏空の上の方はこうなっているのか。わたしも習ったはずだけどな。そんなことを思いながら、宿題の1ページが仕上がるのを見ていた。そういえば、この学校に編入して以来、子どもたちが宿題をする様子を眺めるのが、わたしの楽しみの一つになっている。5本の編み針の扱いに苦戦しながら靴下を編んでいたことや、木塊を削って作った器やスプーンを、根気よくヤスリがけしていたこともある。先生が作ってくださる誕生日の詩を唱えたり、歌や笛のパート練習をしたり、劇の台詞を覚えたり、宿題はさまざまだ。植物のロゼットを探す宿題が出たときや、俳句作りの宿題が出たときは、5年生だった娘と近所の畦道を散歩した。地面に張り付いて冬越しする葉は、個々に美しい色と形をしていた。それまで目にしていたはずだけ…
2021/07/20
星にねがいを ~星の祭りで~
京田辺シュタイナー学校では、例年7月のはじめに星の祭りという行事があります。七夕にちなんだ行事で、夕方校庭に集まりそれぞれの願いを書いた短冊を竹に飾り、子どもたちが歌や楽器の演奏をします。色とりどりの短冊がゆれる大きな竹のもとに浴衣やじんべえ姿の子どもたちや先生方が集い、素朴で風情のある行事です。去年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、今年は感染拡大防止に配慮しつつ、無事行うことが出来ました。オープニングに器楽部の演奏があり、その後は学年ごとの発表となります。いずれも1年生から12年生までのその学年ならではの味わいにあふれています。娘のいる8年生のクラスは合唱とリコーダーの演奏をしましたが、合唱の曲は初めて子どもたちが選びました。あらかじめ先生が準備してくださった候補に子どもたちからの候補も加え、休み時間を削って何度も話合いを重ねたそうです。そうして決まった曲は、歌詞が英語でリズムもR&B風とチャレンジづくしです。ところが話合いが長引いたため練習期間はごくわずかとなり、再び休み時間に自主練習に励みました。本番では、カホン、バイオリン、コントラバス、ギターも交え、精いっぱい背…
2021/07/12
12年生卒業演劇終了しました
コロナ禍の中、今年の12年生卒業演劇「ヨガアケル、」が6月27日に無事千秋楽を迎えました。今年の12年生たちは、演劇が好きな子が特に多いわけではないけれど、「創作」にチャレンジしました。テーマとして、「本当の幸せとは。他人から与えられるものではない。自分でさがすもの」(当日配布資料より抜粋)を軸に取り組んできたようです。千秋楽後の舞台での子どもたちの晴れ晴れしい笑顔に、当該学年の親としては、ひとまずホッとしています。今回は本番までの我が子の息抜きエピソードを紹介します。本番1ヶ月前頃から、下校時間がだんだん遅くなりました。演劇の練習はもちろんのこと、それぞれの作業チームでの仕事がたくさんあったようです。我が子は大小道具を担当しており、家に帰ってからも、チーム内で電話をしたり、試作を作ったり、調べ物をしたりしていると就寝時間が遅くなり、親としては睡眠不足に気を揉みました。本番が近づくにつれ、子どもの疲れもピークで、お風呂も入れずそのままリビングで寝落ちしてしまうことも度々でした。他の保護者の話を聞いても、同じような状況でした。そんな中、本番2週間前頃のある夜、釣り好きの息子が、「もうやっ…
2021/06/20
浴衣
高等部になると実践的・芸術的科目、PKE( Praktische künstlerische Epoche)が始まります。 その中で、9年生では木工か和裁かを選択し取り組みます。娘は和裁を選択し、浴衣を反物から仕立てました。授業が始まったある日「私の反物すごくかたくて縫いにくいねん。クラスで一番遅い…。○○ちゃんのはやわらかくて縫いやすそうやねん。嫌になるけど自分が選んだんやし、がんばるけど…。」と言ってきました。娘が気に入った反物を私が注文したのですが、縫いにくい生地だったようです…。みんなでおしゃべりしながら縫い進むなか、娘は黙々と取り組んでもなかなか進まないとも言っていましたが、なんとか頑張って縫って提出できたようで私もほっとしていました。その浴衣を先日学校から持ち帰りました。少し縫い目がつれたところがあるものの、時間をかけて縫った娘らしい細かい縫い目に「すごいね、よく頑張ったね。」と言葉が出てきました。持ち帰る少し前に「浴衣、星の祭りで着られるかな…?」とつぶやいていた娘。「糸がつれたところをちょっと直したら着られるね。」と私が言うと嬉しそうにしていました。星の祭りに向けてクラ…
2021/06/08
植物学の学び
ある休日、公園に遊びに行った時のことです。5年生の息子がブランコに乗りながら「あの木のところについている緑色のもの、地衣類やで。」と言い出しました。「あの苔のこと?」と聞くと「苔も付いてるけど、地衣類と苔は違う。」と教えてくれました。ちょうどメインレッスンで植物学を学んでいて、学校の近所にも実物を見に出かけていったようです。 別の日には、公園に咲いている小さな花を観察し出しました。今まで花に興味を示したことがなかったので少し驚きましたが、植物学で色々と学んでいるのだろうな、と思いながら見ていました。 またある時は「単子葉(植物)の“単”は“一つ”という意味やねんで」と教えてくれたり「単子葉植物の花は六芒星の形やねん。」と話してくれたりしました。 こんな風にポツリポツリとですが、授業で学んだ事を話してくれるようすから、興味を持って授業を受けているのだろうな、と想像しています。 学ぶ事で、今まで気にもとめていなかったことに気づくことは、新しい世界が開けるようで楽しいのだろうな、と思いますし、その楽しさをいつまでも忘れないでいてほしいな、と願っています。植物学の学びについては下記のリンクも…
2021/05/27
高等部の扉
上の子が9年生となり、この春ついに高等部の仲間入りをしました。 見方によっては一学年進むだけともいえるのに、この8年生と9年生の境目は、さまざまな点で大きな変化があり、これまでどおり初・中等部の生徒たちと同じキャンパスを共有しながらも、9年生となり高等部に入るということは、まるで見えない大きな扉をあけて向こうの世界に飛び込むことのよう、と子どもはもちろん親も感じるこのごろです。 たとえば英語のクラス一つとっても、文法的基礎を中心にじっくりと積み上げていくことを中心としたクラスと、膨大な語彙量と長文に真っ向から果敢に対峙することを中心としたクラスの2つがあり、その2つのクラスの時間配分は個々の特性と意向によって時折変動するよう。 前者のクラスでは8年間親しんできた英語がパズルがはまるように理解が深まっていく感覚、後者のクラスでは真剣勝負で猛ダッシュを挑む先生に歯を食いしばって喰らいついていかないと振り落とされそうになる感覚をおぼえる。どちらの授業も先生のオーラとパッションがすごい……。という風に新学期早々伝えてきたわが子。 他の科目もさらに本気課題が増えてきた様子だし、くわえて高等部の…
2021/05/17
クラスの係
京田辺シュタイナー学校では、各クラスで保護者にも係があります。係の種類はそれぞれのクラスで毎年話し合って決めるので、クラスによって少しずつ違いますが、いずれも各家庭の状況に応じて無理なくできるような形で工夫されています。 娘のクラスの係の中で、私が特に「この学校らしいな」と思うのは、お茶会とレク(レクリエーション)の企画をする係です。 お茶会とは、その名のとおり、保護者みんなでおいしいお菓子とお茶を囲みながら、おしゃべりをしてほっこりする会です。その時々で子どものことや自分自身のことを話したり、学年会で話し合ったことをもう一度ざっくばらんに話したりすることが多いのですが、以前には卒業生保護者を囲んで、子育ての悩みへのアドバイスをもらったこともありました。 レクは、保護者と子ども、そしてスケジュールの許す限り先生もいっしょになって、様々な形で交流する集いです。 入学早々に、園芸の先生の田植え前の田んぼで行った泥田遊びでは、子どもたちよりも先に、お父さんが頭から田んぼにダイブ。その勇姿に、当時は初対面だった保護者同士の緊張感も一気に吹き飛び、子どもと入り交じってどろんこになるお父さんが続…
2021/05/10
決断と自律 ~大人への第一歩~
京田辺シュタイナー学校では4月17日に入学式が行われ、22名の新入生を迎えました。新型コロナウイルス感染症の流行状況に鑑み、在校の生徒・保護者を交えた「新入生を迎える会」は残念ながら中止となりましたが、子どもたちは恒例の「学校探検」で各クラスを訪れた1年生たちに会うことができたようで、「ちいさいね」「かわいいね」と家での話題になっています。 そんな1年生たちがまだ地上の生活を始めたばかりの6年前、おそらく同じように「かわいいね」と言われていたであろう長女は、批判精神旺盛な7年生になりました。中学1年生にあたる学年ですが、本校では8年生までは初中等部として担任も持ち上がるため、節目という意識はあまりありませんでした。 けれど、新学期早々のある日、担任の先生からクラスの生徒たちに向けて、7年生からの生活についてのお話があったそうで、その際に配られたスケジュール帳と、そこに貼られたプリントを見せてくれました。4ページにわたるプリントの最初には「自分で自分の生活を整え、充実した一年にするために」と書かれています。 あらためて読むと、実際に7年生からの生活は6年生までとは随分異なるということに…
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