京田辺シュタイナー学校では、3年生から9年生までの間、生活科で田んぼ、園芸で畑、とほぼ 毎年農作業の授業があります。
低学年の頃は畑好きだった娘ですが、7年生になると畑熱が徐々に下火になっていきました。私自身の中学生時代を思い返すと、無理もない年頃かな…と思っていましたが、8年生になった途端、再び楽しそうに畑のことを話すようになりました。
なんでも、8年生からはグループごとに一区画を任され、好きなものを育てていいことになったそうです。娘のグループは女子3人になったそうで、「スイーツ系のものも育てたい!」とジャムにすると美味しいローゼルの種も蒔きました。
そして秋も終わりのころ、
びっくりするくらい沢山のローゼルの実を
収穫してきました。
早速、週末我が家に集まりジャムづくりをしました。
花びらのような果肉をほぐして種を取り、みじん切りにして鍋で煮詰め・・・。4時間以上にも及ぶ作業となりましたが、おしゃべりに花が咲きなんとも楽しそう。いつの間にかジャム入りのケーキまで焼いているではありませんか。
待ちに待った試食会は、
ジャム添えクッキー、ジャム入り紅茶、
そしてジャムがとろ~りのホカホカのケーキ。
美味しいものでおなかを満たした後は、
園芸の時間の面白エピソードや数々の失敗談に花が咲きました。
「来年もまた植えような~」「肥料いっぱいやろうな~」
色々苦労があったからこそ、収穫の喜びもひとしおのようです。
9年生になっても、きっと等身大の畑仕事を楽しむことでしょう。来年の秋、何をご馳走してくれるのか、今から楽しみです。
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