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保護者ブログ
2014/01/11
2014年 新年の始まりに
あけましておめでとうございます。京田辺シュタイナー学校の3学期は1月7日から始まりました。毎年3学期の最初の日は、全校で近所の神社にお参りに行き、持ち寄ったご飯で作った七草がゆをみんなで食べます。七草がゆに使うご飯と食器を準備して登校していく娘を見送って、「また一年が始まったなあ」と私もようやく年末年始のあわただしさから日常に戻ってくる気がします。その前日の6日、学校の校内清掃がありました。この校内清掃は、学校の行事でも決まりでもないのですが、長期休みの最後にはいつも、呼びかけ人となる保護者が日時や段取りを整えて、清掃を呼びかけてくれます。それに応えて、その日都合のつく保護者がスポンジやぞうきんを手に三々五々やってきては、水回りや廊下の掃除、窓ガラス拭き、天井のすす払いなどをして、また三々五々帰っていく、というのが新学期前の恒例です。今回、久しぶりに私もこの校内清掃に参加してきました。先生やお母さん方と新年のあいさつを交わしたりしながら2時間弱。私が帰る頃には、主だった場所の掃除が終わり、校内のあちらこちらにある花びんに新しいお花を活ける準備が始まっていました。3学期初日はいいお天気で…
2013/12/28
よいお年を
クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬らしくなってきました。皆さまにとって、2013年はどんな年だったでしょうか。本校は今年で開校13年目になります。3月には6期生16名が本校を巣立ってゆきました。彼らは2001年の開校時に1年生として入学し、1年から12年までをこの学校で過ごして卒業した初めての生徒たちです。京田辺シュタイナー学校にとっての2013年は、ひとつの節目を迎えると同時に、これから先どのような学校を目指すのか、改めて教師・保護者で話し合いを重ねた1年となりました。いつもこの学校を見守ってくださる皆さま、本当にありがとうございます。どうぞよいお年をお迎えください。n*h
2013/12/18
文化祭がありました
12月に入ると急に「冬!」という気分になりますね。京田辺シュタイナー学校は今週から冬休みです。ところで、まだ秋の気配が残る11月下旬、本校初の試み、高等部主催の文化祭が行われました。毎年この時期といえば、スポーツフェスタ!高等部開設以来の恒例行事です。ところが、今年の春に配られた2013年度の年間予定表には、その日に〈高等部主催行事〉とだけ書いてありました。「高等部の生徒たちが何か新しいことを企画して、話し合いを続けている」そんな話も聞こえてきました。さて、今年の秋は何があるのかな・・・?やってきた文化祭当日。初等・中等部の生徒は自由参加です。我が家は、「どんな風に始まるか、見逃したくない!」という娘の希望で、開始時間に合わせて家族全員で学校に向かいました。開会のあいさつが終わったとたん、校庭の食券売り場には長蛇の列。バザーで大人気だったラーメン屋さんがこの日も出店していました。その他にも、カレーやさつま汁やカフェの看板が校舎の1階に並んでいます。夫は製本のワークショップへ、娘はお友達と校内のスタンプラリーへ。私はチラシを見て面白そうだと思っていた「高等部生徒と保護者の対話コーナー」へ…
2013/12/06
小さな手仕事講座
「さぁ、みなさんがやすりをかけた編み棒に、魔法をかけます。魔法をかけるものは、この箱の中に入っています。それは何でしょう?」先生が箱を揺すると、ゴロゴロ音がします。 11月17日に地域への子育て支援の一環で開かれた手仕事講座での一幕です。参加した1年生から4年生までの子どもさんたちから声があがります。「どんぐり!」「まつぼっくり!」「栗!」前に立った先生は「栗、近いよ。でもこの辺りでは見かけない木の実だよ。」そのヒントに女の子が「くるみ!」と答えてくれました。箱のなかには参加者一人一人に渡されるオニグルミが入っていました。 クルミの実から出る油を、それぞれがやすりをかけた編み棒に染みこませていきます。すると、編み物をするのに必要な滑りよさが生まれ、色もあたたかい風合いになりました。棒のあたまに、赤・黄・緑、好きないろの木のビーズをつけ、世界でただひとつの自分だけの編み棒が出来上がりました。お父さんと自分の編み棒をくらべっこする男の子。お母さんともくもくと作業に熱中している女の子。大人だけでの参加の方もいらっしゃいました。教室には「ものづくり」の生き生きした空気が充ちていました。その後「…
2013/11/28
グリム童話
我が家では毎晩寝る前に本を読んでいて、兄弟がめいめい読んでもらいたい本を持って布団にやってきます。最近のお気に入りの本は、4年生の長男がムーミンシリーズ、そして1年生の次男はグリム童話です。長男が1年生の時にもやっぱりグリム童話が大好きで、繰り返し読んであげたことを懐かしく思い出しながら、毎晩1話ずつ読んでいます。 先日の学年会(京田辺シュタイナー学校では、学期毎に2、3回先生と保護者が集まってクラスの様子などを話し合う会があります)でも、1年生の担任の先生が、グリム童話を読み聞かせするときは、子ども達がお話を聞くときの様子が他の物語を聞いているときと違う感じがする、とても子ども達の心の深い部分に届いているようで、グリム童話の持つ底力を感じました、というような事をおっしゃっていました。 子ども達が1年生の時にグリム童話を何度も聞きたがる様子を見てきたので先生のそのお話に大いに納得させられました。大人がグリム童話を読むと、一見ぎょっとするような表現もあるのですが、子ども達は表面的な部分ではない、もっと奥底にある物語の中の叡智を受け取って、心の栄養にしているのかもしれないな、と思いま…
2013/11/08
はじめての木工
6年生になってから始まった木工の授業を、子どもはとても楽しみにしています。普段は授業のことをあまり話さないのですが、木工の授業のある日はちょっとおしゃべりで、木片から彫ってカタチを作ってゆくこと、バターナイフを作ること、苦労していることや工夫を話します。そして、ある日、仕上がったバターナイフを持ち帰って来ました。一学期間かけて彫り上げたバターナイフは、丁寧にヤスリ掛けされ、オイルが塗ってあります。バターナイフにしてはちょっと分厚く、お侍さんの脇差しのようです。思わず「バターがすごく分厚く切れそうね」と言うと、息子にはそんな私の感想は聞こえていないようで、「ほら、ここのカタチがね、この握るところの微妙なへこみがね、お父ちゃんが持っている折りたたみのナイフみたいでしょう?」そういわれてみれば、このバターナイフの柄の部分は、夫が持っているアウトドア用ナイフに近い流線型です。「ほら、ペーパーナイフにだって使えるんだ」と、紙をぼそぼそに切ってみせました。アウトドアナイフをイメージしながら彫り上げた、このバターナイフは息子のご自慢で、今年の秋まつりのノート展にも出品させてもらいました。さて、バター…
2013/10/27
古代オリンピック
夏休み明け、5年生の娘のクラスでは世界史で古代エジプト・古代ギリシアを学びました。一カ月近くをかけ、遠い昔に生きていた人々の生活に思いを巡らせたようです。そして、その授業も終わりに近づいた10月上旬、5年生による古代オリンピックが開催されました。全校生徒・先生と保護者を前に、マラソン・槍投げ・円盤投げ・跳躍・レスリング・短距離走・リレーで各々の技を競います。歴代5年生の勇姿を見てきて、今年はいよいよ自分たちの番です。前日はオリンピックの準備と前夜祭、その後みんなで学校に宿泊しました。大忙しの一日だった上、緊張したり嬉しかったりで、あまり眠れない夜を過ごしたのではないかと思いきや、聖火を先頭にグラウンドの中央まで行進してきた子どもたちは、意外に元気そう。貫頭衣風の白い衣装を着て、いつになく神妙な様子でした。古代オリンピックでは、単に記録や順位だけではなく、調和のとれた美しい動作、対戦する相手への敬意などが競技者に求められたそうです。勝ち負けや記録はもちろん気になる。でも、その逸る心を抑えて、一つ一つの動作を丁寧に美しく、と心を配る姿に成長を感じました。すべての競技を終え整列した子どもたち…
2013/10/10
秋祭り&バザー ~子どもたちも準備しています~
暑かった夏も終わり、気持ちの良い風の吹くころになりました。こんな風が吹き始めるとわたしは「今年もバザーの季節がやってきたなぁ。」と思います。10月20日(日)曜日、“秋祭り・バザー にじいろの種”が行われます。出店者たちは数ヶ月前からその日に向けて準備を始めています。子どもたちも例外ではありません。我が家の娘は7年生。初めてバザーにお店を出すことの出来る学年です。1学期からバザーについての話し合いは始まりました。夏休みの登校日にもバザーについての話し合いがありました。そして今9月の半ば。「明日早く登校する。バザーのこと話し合うねん。」と娘。親のわたしは「何度も話し合うなぁ。」と思いながら、「あ、そう。お弁当早く作ったらいいんだね。」と返事。娘は「たいへんやねん。」と言いながら話し合いが嫌いではないようです。わたしの中学時代とはえらい違い・・・。娘のクラスは、いくつかの物語を通してバザーに来てくれた子どもたちにゲームを楽しんでもらうというお店のようです。少しずつ、でも確実にバザーの準備は進んでいます。子どもたちがんばれ!7年生のほかにも、8年生も高等部もお店を出します。みなさんバザーにお…
2013/09/25
お月見
今年の中秋の名月は9月19日でした。シュタイナー学校でも、昼の授業時間中ではありますが、お月見の行事が行われました。お月見の行事には、保護者は参加しませんが、飾り付けは、毎年1年生の保護者がお手伝いしています。お月見といえばススキなのですが、今年は京田辺市近辺ではススキがまだ見当たらなかったので、三重県名張市で畑をしている保護者にお願いして、採ってきてもらいました。秋の草花は、京田辺市で農業をしている保護者や、近所に住んでいる保護者のお庭にあるものを分けてもらい、三宝に飾るお団子も作って、前日に学校ホールに飾りつけました。当日は1年生から3年生までが学校でお月見団子を作り、4年生から12年生に配ってくれたものを、それぞれ家に持ち帰りました。19日の夜は天気も良く、綺麗な満月が見えました。「お月様のところにうさぎさん見えるかな」などと言いながら、子ども達も嬉しそうに月を眺めていました。 日本では縄文時代から月を愛でる風習があったとか。はるか昔の人も同じように月を眺めていたのだろうか、と思いを馳せながら、お月見団子をいただいた秋の夜でした。n.m.
2013/09/11
6年生 夏の研修旅行
この夏休み、6年生は3泊の研修旅行がありました。場所は、和歌山県の古座川です。この研修旅行で息子がなによりも楽しみにしていたのは、高いところから川に跳び込むこと!それから、カヌーでした。息子は泳ぎが得意というわけではないので、夏休みに入ってすぐに、自分からプールで泳ぎを練習するようになりました。最高で4mの高さから川に跳び込むということ。自分に出来るだろうか…..と、どきどきしているようでした。しかし母としては、そういう川のことについては、子ども自身が真剣に取り組み、大人の見守りもあるということで、心配はしていませんでした。私が一番心配していたのは、生活面でした。息子の持ち帰った日程表をみて、予想以上にすべてを自分の責任で行なうということが感じられました。グループでの食事や生活の当番、荷物準備から管理まで、全ての身支度、洗濯などを、自分の判断で自分で行い、また、グループで協力することもたくさんあるようでした。のんびりマイペースの一人っ子の息子に出来るだろうかということが心配でした。そういうなか、とうとう送り出す日がやってきて、子どもは元気よく出てゆきました。そして初日の夜、先生からの報…
2013/08/29
大人のための夏の公開授業~2013、無事終了
6月のブログにて紹介した夏の公開授業ですが、今年も滞りなく終了しました。例年、ちょうど梅雨明けにかかる海の日の3連休。今年も暑さが予想されていました。教室には冷房がないため、扇風機での暑さしのぎになります。ところが、今年は一日、二日目は夕立に恵まれ、三日目は朝から雨という空模様となり、多少過ごしやすい三日間となりました。それでも、京都の夏です。暑くないわけではありません。受講生は日本各地から、また遠くはアメリカ、カナダからも参加していただき、それぞれに持ち帰ったものがあったのだなと、アンケートを読み、実感しています。今回、久しぶりの開催の高等部コースから、アンケートを抜粋で掲載したいと思います。みなさんもどんな内容だったか、想像して楽しんでください。:y…k:「9年生歴史~美術作品でたどる時代の意識の変化」アンケート抜粋※公開授業は日々の生徒の授業を体験していただくため、時間割りも授業体系と同じくメインレッスンの後、専科1、2と続きます。各専科もメインレッスンとつながっています。〈メインレッスンより〉 ”作品を通して歴史(時代)をみる”という観点がとても面白かったです。色んな方の様々な…
2013/08/08
学校見学会
京田辺シュタイナー学校ってどんな学校?」と、関心を持って下さる方に、予約なく気軽に足を運んでいただける催しが、学校見学会です。企画が始まって2年以上経ちますが、今も変わらず多くの方が来校くださっています。お越し下さった皆様、本当にありがとうございます。新入学・編入希望の方や教育学部の学生さんだけでなく、「ちょっと校舎を見てみたかった」とふらっと立ち寄って下さる方が最近増えていて、嬉しく思っております。見学会の前半は、保護者の説明を聞きながらの教室ツアーです。後半の教員による質疑応答コーナーは、毎回さまざまなご質問が寄せられ、答える姿に教員の人柄が感じられて好評のようです。(担当教員はその都度かわりますので、何度いらっしゃっても楽しめるかもしれませんよ…。)スタッフとして保護者も多く参加していますので、わからないことは何でもお尋ねください。年度後半も3回開催予定です。日時の詳細はHP、メルマガ等でお伝えいたします。皆様とお会いできますのを楽しみにしております。学校見学会詳細こちらをごらんください。Y+T
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