「教室に地図が張り出されたよ」と娘。
張り出されたのは、この夏修学旅行で行く、愛媛県にある石鎚(いしづち)山が載った地図だそうです。
娘のクラスは、クラスレクリェーションでもよく山に登ります。
8年生になって最初のレクリェーションで、子どもたちは京都の比叡山に登りました。担任の先生と、登山好きの保護者のお父さん2人と子どもたちとで。それは、この夏の修学旅行で登る、西日本最高峰石鎚山登山の足慣らしだったようです。
レクリェーションから帰った子どもが「先生が一番遅かった」と。いつのまにか先生より、子どもたちの方が山の上り下りがはやくなっているようです。小さい頃は先生が子どもたちのスピードに合わせて下さっていたはずなのに。
「修学旅行、また山や。先生、山登り好きでめっちゃ困るわ」子どもは愚痴をこぼします。けれども、何度かの登山で子どもたちの内に育ったものは大きくあるように感じています。友達と助け合うこと、辛抱すること、しっかり踏みしめて歩くことetc・・・。
先生はもしかしたら決して登山が好きな訳ではないけれど、子どもたちの内に育つ大切な何かのために、何度も山に連れていって下さったのではなかったろうか?
なんて、担任して頂く最後の年になって遅まきながら、先生の思いに気づいたりする今日この頃。
石鎚山の山頂で、クラスの仲間と先生と一緒に、夕日を見て、星空を見て、そして朝日を迎えられますように。良き思い出をたくさん作ってこられますように。
k/k