シュタイナー学校には、教科書がありません。
けれど、先生の話をじっくり聞き、黒板に板書された事や、聞いた内容を、各自のノートに書き綴っていきます。そのノートは、エポックノートと呼ばれ、手作りの教科書といえるものです。
そのようなエポックノートを、皆様に見ていただけるようにと、6月3日から8日まで、京田辺市立中央図書館のギャラリーにて、京田辺シュタイナー学校のエポックノート展が行われました。毎回様々なテーマで1~12年生までの全学年のエポックノートが展示されており、学校の授業でどんな事を学んでいるのかを垣間見る事ができます。
今年のテーマは“世界とつながるシュタイナー教育”でした。低学年の頃は、身近な世界とのつながりですが、高学年になるにつれ、古代や、現代の社会、外国、宇宙など、つながる世界も広がっていきます。
私の子どもは低•中学年なので、低•中学年コーナーに展示されている、見慣れたエポックノートも楽しみなのですが、美しい絵とともに、小さい文字でびっしり書き込まれた高学年•高等部のエポックノートも、見応えたっぷりです。12年生では、1つのテーマを決めて、研究•発表する「卒業プロジェクト」と呼ばれる卒業論文のようなものがあるのですが、それも一部展示されて、読めるようになっているので、そちらも楽しみの一つです。
子ども達の日々の学びが書き綴られているエポックノート。その展示を、遠方から、また、図書館に来たついでに、見に来て下さったみなさま、ありがとうございました。全学年分のノート展示を次に見る事ができるのは、京田辺シュタイナー学校で10月に行われる秋祭り&バザーの時です。今回来られなかった方も、是非見にいらしてください。
n.m.