京田辺シュタイナー学校では、大人の勉強会という講座が行われています。
この講座は、学校の保護者だけでなく、一般の方々も一緒にシュタイナー教育について学べるものになっています。
私は、今年「シュタイナー教育基礎講座」を受講しています。1年間に6回講座があり、第1回目はシュタイナー教育の基礎的な理論のお話で、第2回目以降は、1、2年生が実際に受けている授業を体験します。
実際の授業とは違って、大人向けに解説も挟まりますが、普段1、2年生が受けている授業の雰囲気を感じることができます。
7月は、まずはじめに教室で詩を唱えたり、手遊びや歌を歌った後、ホールに移動して身体を大きく動かすゲームなどをしました。2年生の子ども達は、ホール中を走り回り、「もう一回!」と元気いっぱいだそうですが、大人の私たちは、先生に「次はもう少し本気で走ってください」と言われてしまいました。普段本気で走ることは、ほとんどないので、いい運動になりました。
それから、教室に戻り、水彩画をしました。ホールで目一杯身体を動かしてから、勉強をはじめると、すーっと集中できるのだそうです。確かに、身体を動かした後の水彩画は、落ち着いて取り組めました。
この講座で初めて出会った方も何人かいらっしゃるのですが、回を重ねる毎にクラスメイトのような親近感が増してきています。考えてみれば、机に座って授業を受けるのも随分久しぶりで、何だか懐かしく、嬉しい気分です。
学生の時は、ただ当たり前のように学校に行っていたり、どうして勉強しなければいけないのかな、なんて考えたりもしていましたが、大人になってからは、勉強できる機会が貴重でありがたく感じるのですから、不思議なものです。
今年は、久しぶりの学生気分を楽しみたいと思います。
n.m.