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保護者ブログ
2022/07/11
他言語の世界に飛び込んで
若草色の葉がそよぐ4月半ば、「APUに行くかもしれないんだって!」とわが子が興奮気味に伝えてきた。10年クラスの生徒たちに、立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生と異文化交流する機会が訪れたようなのだ。その日以来、「どうしよう、留学生との交流だから英語しか通じないらしい」「どうしよう、英語でインタビューすることになるんだって」「どうしよう、英語でプレゼンテーションしあったり、質疑応答もするんだって」。どうしよう、どうしよう、どうしよう、の連呼の日々。その表情が、興奮から青ざめ、そしてときどき緊張のあまりの大人へのやつ当たり、という調子で展開していったのはわが子だけではなさそうだった。先生、クラスメートみなで必死に準備すること5週間。ついに、その日、を迎えわが子は勢いよく荷物をバックに詰め込み、クラスメート、担任、副担任の先生とともに、一路APUのある大分へと向かっていった。こちらは想像しながらただ待つのみ。4日後、無事に帰宅してきたわが子が、大股で家に入って来た。そして、一息つくのもそこそこに報告しはじめた。緊張したけど想像以上に自分から挑戦していけたこと、気づいたら細かい文法など気…
2022/06/29
歴史って面白い!!
5年生の息子は、学校での出来事を多く語るタイプではないのですが、メインレッスンでは、とても心が揺さぶられる様で下校直後のおしゃべりが止まりません。春に進級して間もない日本史の授業が始まったある日、息子はパッと目を見開き、「かあちゃん、聖徳太子って知ってる??」と言い残して、紙と鉛筆を持って机に向かい、何かを書き始めました。しばらくして、ジャーーン!と言って見せてくれたのは、我が家のために作った17条憲法!!1に曰く おいしいものは分け合う2に曰く 言葉は思いやりのある言葉を使う3に曰く 言われたことは一回でする4に曰く ※よっPのフンは気づいたらふく5に曰く 嘘をつかない6に曰く 空が暗い間はどならない7に曰く 食べ物の文句を言わない8に曰く よっPに必ず朝「おはよう」と言う9に曰く 何でもゆるす10に曰く 歌声はきれいな声で11に曰く 喧嘩は必ず1対112に曰く 仏様を大事にする13に曰く 困った時は助けてあげたり助けてもらう14に曰く 人の話はよく聞く15に曰く 元気に学校に行く16に曰く 車の中では喧嘩をしない17に曰く 正直に言う ※よっP…飼っている鳥の名前です面白いやら…
2022/06/19
花と緑の祭り
爽やかな風が心地良い5月、京田辺シュタイナー学校の祝祭行事の一つである「花と緑の祭り」で4年生がメイポールダンスを披露しました。4年生は純白の衣装を着て、花を飾り付けたローズマリーの冠を着けます。色とりどりのリボンが結び付けられたポールを囲んで輪になり、リボンを持って踊ると、その動きによって美しい彩りの模様が編まれていきます。ゴールデンウィークが明けた頃、帰宅した息子がメイポールダンスの練習がはじまったことを話してくれました。日が近づくにつれ、息子の鼻歌がメイポールダンスの曲になり、聞いている私も一緒になってメロディーを口ずさむようになりました。みんなできれいにリボンを編めて嬉しかったこと、7年生の笛の伴奏で練習をしたこと、練習は楽しいけれど本番は緊張すること、などを話してくれ、お祭りに向かって気持ちが高まっていく様子が感じられました。行事には保護者の関わりも欠かせません。庭で草花を育てたり、花冠の作り方を先輩保護者に教わったりして、新学期を迎えた頃から少しずつ準備を始めました。前日には花冠の土台づくりのためにクラスの保護者が集い、ローズマリーの香りに包まれながら手を動かして、保護者同…
2022/05/24
1年生になりました ~その後~
4月に入学した娘は、毎日毎日、学校へ行くのがとても楽しい様子です。家へ帰ると、「今日は〇〇色のクレヨンをもらった!」と教えてくれて、その日学校で描いた絵を再現してくれます。日に日に変化していく絵に、今日はどんな絵だろう?と、楽しみになってきました。そしてある日の帰り道、「今日は字を習った!」とそれは嬉しそうに話してくれました。家に帰ると早速それも再現。「先生はここを丁寧に書いてって言っててんな~」と呟きながらじっくりじっくり書いていました。そして書けた字を見せてくれた時の誇らしそうなこと!こんなに喜びを持って一つ一つの文字や学びに出合えるなんて、羨ましいなぁと思いました。その後、習った字を小さな紙に書き、家族全員に配ってくれました。それは私には娘の嬉しい気持ちがたっぷり詰まった、魔法のカードのように思えました。どうやらその字を学ぶ前に、先生が物語を語ってくださった模様。字はお話について描いた絵から生まれてきたようです。娘は物語の世界に入り込んで、文字にたどり着くまでの過程をたっぷり味わっていたのだなと感じました。そんな風に導いてくださっている先生に感謝すると共に、この先12年間、娘が心…
2022/05/23
1年生になりました
4月のある日、少しドキドキしながら入学式へ。門を入ると、八重桜やチューリップ、パンジーなど色とりどりのお花が出迎えてくれました。娘にとっては待ちに待ったこの日。春休み中、何度も「あと何回寝たら学校?」「楽しみでたまらない!」と言い続け、ようやく当日を迎えました。式典の間、娘は緊張の面持ちでしたが、私は優しいお話や歌声溢れるあたたかな入学式の雰囲気に感動しきりでした。家に帰ると、入学式で聞いた歌や、新しく覚えたお友達の名前を口にし、「学校に入ったんだ!」と、嬉しさが溢れんばかりの様子でした。翌日から早速登校。低学年の間は保護者が門まで送ります。別れ際はちょっと不安な顔をするかな?という私の心配をよそに、娘は振り返ることもなく校舎へ向かって行きました。しばらく見守っていると、お友達と話しながら教室へ入って行ったので、もうここが娘の居場所になったんだなと安心しました。これから娘がどんなことを感じ、たくさんの学びと出会っていくのか、楽しみになりました。S
2022/04/26
7年後の学校は…?
京田辺シュタイナー学校では、7年ごとに中長期計画を立てて、運営を行なっています。本校はNPO法人の学校であるため、通常の学校とは異なり、国や地方公共団体からの経済的な支援が受けられません。そのため、運営費をどう賄っていくか、教育の質と教員が働きやすい環境をどう両立させるか、といった課題を教員と保護者で考えていく必要があります。2001年の開校以来、こういったさまざまな課題を教員と保護者で乗り越えてきました。開校まもない頃に立てられた中長期計画では「高等部(中3~高3)の施設や教育の充実、生徒数を増やすこと」を掲げ、7年後の次の計画では「教育の充実、運営の充実、社会とのつながり」を掲げてきました。そして、今回の中長期計画は「Vision2028」と名付けられ、4月の話し合いでは「持続可能な次世代の京田辺シュタイナー学校にむけて」と題し、会場には多くの教員と保護者が集まりました。教員からの話のあと、小さなグループに分かれて一人一人自分の意見を出しました。私の入ったグループでは“世代交代”と、運営を支える“ひと”の重要性が話題となりました。開校当初から関わっている複数の教員が数年後に定年を迎…
2022/04/07
クレヨンが小さくなると
春休みのある日、1年生を終えた娘は、学校から持ち帰った物を手提げ袋から取り出して、鼻歌まじりに何かを始めました。娘が鼻歌をうたうのはご機嫌な証拠です。フンフン♪しながら手を動かすうちに、段々と歌詞もついてきます。「かわいい かわいい キイロちゃん、だいすき だいすき~♪」一年間学校で使ったクレヨンを、綺麗にお掃除しているのです。ガラスの器にオイルを入れて、ウェスにオイルを含ませて、優しく磨いています。そんな姿を見ると、入学して登校し始めた頃からのこの一年を思い出さずにはいられません。クレヨンは、1色ずつ先生から手渡され、そのたびに新しい色と出会っていきます。クレヨンを先生から貰った日には、「今日は、青のクレヨンもらったよ!」「黄色のクレヨンもらったよ。ただの黄色じゃないよ!“あたたかい黄色”って色なんよ!」と、前のめりで話してくれました。そして、絵を描いた日には「クレヨンを、こうして持つと、綺麗に塗れるんよ、見ててね!」と、描いて教えてくれました。また、文字を習った時には、「先生が教えてくれた字で、お手紙書いてあげようか??」『月火水木金土日 あいうえお あいうえお あいうえお あいう…
2022/03/17
悲劇
京田辺シュタイナー学校では、10年生で「悲劇」に取り組みます。ほとんど毎年、シェイクスピアの悲劇を題材にしてきました。本を読んで時代背景をイメージして役を決め、3週間で舞台を作り上げます。そもそも、なぜ演劇をするのでしょう。息子も私も編入するまで演劇に馴染みがなく、シェイクスピア?悲劇?はて?どんな取り組みかしら?と、ぼんやりしたイメージしかもっていませんでした。いよいよ台本が配られました。演目は『リチャード3世』。誰からも愛されず卑屈に育ったリチャード3世。彼によって殺された親族たちは、亡霊となって現れ凄まじいセリフを放ちます。日々、平和に暮らしている息子たちに、憎しみ・恨み・憎悪などのネガティブで強烈な想いが想像できるでしょうか? 天真爛漫な子が多く、明るい雰囲気をもったクラスで、この演目をどう作り上げるのか、どの役を誰が演じたらよいか、気持ちをひとつにできるのか。そして、思春期真っ只中の高校1年生が、貴族や王様、農民などの衣装を恥ずかしがらずに着て、役になり切ってみんなの前でセリフを言うことができるのか、と様々な課題が思い浮かびました。自分の中高生時代を思い起こしてみると、クラス…
2022/03/04
3.11をきっかけに…
2011年3月11日に起きた東日本大震災とそこから発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故。本校にも、原発事故による放射能被ばくを軽減するため、東北や関東地方から避難・移住してきた子どもたちとその家族がいます。その数は全校生徒のおよそ1割。当時、乳飲み子だった子どもたちは5年生となり、高学年で転入してきた子どもたちは卒業し巣立って行きました。子どもたちとともに避難・移住してきた親たちもこの地に迎え入れられ、この地での生活に根をおろしています。そして4年前の2018年、東北・関東地方から避難・移住してきた保護者有志と防災に関心を持っていた保護者が集まり、災害時の子どもたちや教職員の安全をどのように確保していくのか、検討し、提案していこうと「防災自主活動グループ」を作りました。災害時の備蓄食料の用意、各クラスの非常用持ち出し袋の用意、避難引き取り訓練ができるようにマニュアルや体制の整備、避難はしごの設置、地域の避難所との関係構築などなど、長い間、手つかずであった学校の防災への備えを整え始める動きが始まりました。費用や仕組みについて教員と保護者で話を進めていくうちに、より責任をもって活動し…
2022/02/22
本との出会い
ある日の学校からの帰り道。「先生が、今日から家で本を読んでいいって言ってた!」と2年生の娘。そう話す彼女の眼はキラキラして、待ちに待ったこの日を迎えた喜びを噛みしめているようでした。娘のクラスでは、家で本を読むのはクラスで読本の学びをしてからということになっています。帰宅後、私は彼女が遊んでいる隙に急いで本を探します。「字は大きめで、本人が自由にイメージできるように挿絵は少なめで、あとファンタジーな要素も欲しいよなー」と贅沢を言いながら本棚をひっくり返すものの、そんな都合の良い本はないか、、、と半ば諦めかけたそのとき、「モモちゃんとプー」といういかにも小さい人向きの文庫本を発見!字は大きめで挿絵は少し、数ページ読んだその内容は、“押し入れにねずみの王様が住みついていて…”、なんだか分からないけどファンタジー!翌朝、その本を彼女に渡すととっても大事そうに両手で受け取ってくれました。その日は電車で出かけたのですが、移動中も寸暇を惜しんで本を開き、帰りの電車で「もう読み終わった!すごく面白かった!」と言う彼女。えー!もう読んだの!?とびっくり仰天の私。幸いこの本はシリーズのうちの1冊だったの…
2022/02/10
身体は日々つくられる
6年生の娘が小さかった頃、鬼ごっこが好きでした。追いかけてと言われて、追いつけるうちはいいけれど、だんだん逃げ足が速くなってくると捕まえる前にヘトヘトになって、音を上げるのはいつもわたしになりました。そういえば、鬼ごっこしようって言わなくなったなぁ。体育の授業でも、娘曰く、「鬼ごっこみたいなゲーム」をよくするとのこと。色つき鬼やこおり鬼はわたしもよくやったけれど、セブンストーンズ、海の怪物なんていう、ハイカラな名前の鬼ごっこもあるそうです。低学年の子たちが、高学年の子に鬼ごっこの相手をしてもらって駆け回っているのは、この学校のよくある風景で、編入してきた頃、娘が毎日うれしそうに話していたので、わたしも自分で見た気になっていたくらいです。体育以外でも、やってみたいと思うような遊びの要素いっぱいの授業があってうらやましいかぎり。5年生では「サーカス」といって、ジャグリングを練習していたし、6年生では「ジム」といって、ボールと分厚いマットを組み合わせて運動をしているらしく、子どもたちは楽しく身体を動かしているようです。高学年では、水泳を含めていろいろなスポーツにも親しんでいます。我が家は3年…
2022/01/25
お誕生日会のエピソード
京田辺シュタイナー学校では、1人1人の子どものお誕生日(またはそれに1番近い日)にお誕生日会を行います。そこでは、先生がお誕生日の子どもについてのエピソードを語ってくれます。エピソードのテーマは毎年変わり、保護者がテーマに沿った文章を準備し、それをもとに担任の先生が編集、再構成して子どもたちに語ってくれるのです。 例えば現在5年生の子どもが1年生の時のテーマは、「妊娠期、0歳、1歳~6歳の1年毎の短い思い出話」というものでした。5年生では、古代史や植物学、日本地理、様々な専科授業など新たな学びが始まり、子どもたちの世界がどんどん広がっていく年、ということで「その子が生まれ育った地域について~土地や自然の様子、人々の暮らし、その土地に関わったその子のエピソード~」というテーマでした。 1月生まれの子どものエピソードを書くために、住んでいる地域のことを調べようと図書館に行き、昔の様子が書かれた本を読んでみました。そして、久々に学生に戻った気分で、調べたことや子どもとの体験を、四苦八苦しながら文章にまとめました。調べ物をしたり、文章をまとめるのは大変でしたが、地域の歴史や昔の様子を知れた…
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