浴衣

高等部になると実践的・芸術的科目、PKE( Praktische künstlerische Epoche)が始まります。

その中で、9年生では木工か和裁かを選択し取り組みます。娘は和裁を選択し、浴衣を反物から仕立てました。
授業が始まったある日「私の反物すごくかたくて縫いにくいねん。クラスで一番遅い…。○○ちゃんのはやわらかくて縫いやすそうやねん。嫌になるけど自分が選んだんやし、がんばるけど…。」と言ってきました。
娘が気に入った反物を私が注文したのですが、縫いにくい生地だったようです…。
みんなでおしゃべりしながら縫い進むなか、娘は黙々と取り組んでもなかなか進まないとも言っていましたが、なんとか頑張って縫って提出できたようで私もほっとしていました。

その浴衣を先日学校から持ち帰りました。
少し縫い目がつれたところがあるものの、時間をかけて縫った娘らしい細かい縫い目に「すごいね、よく頑張ったね。」と言葉が出てきました。
持ち帰る少し前に「浴衣、星の祭りで着られるかな…?」とつぶやいていた娘。
「糸がつれたところをちょっと直したら着られるね。」と私が言うと嬉しそうにしていました。

星の祭りに向けてクラスで歌の練習が始まり、器楽部でも練習に励んでいます。
昨年は新型コロナウィルスの影響で中止となった星の祭り。
「今年こそは開催されますように」七夕の短冊にも願いを込めたいと思います。

SN*


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*PKEについては『親と先生でつくる学校 京田辺シュタイナー学校12年間の学び』(せせらぎ出版)にも記載されております。
*星の祭りについては以前のブログ 『星の祭り』『星の祭りの準備・後片づけ』を合わせてご覧ください。





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