星の祭りの準備・後片付け

 京田辺シュタイナー学校では、毎年1学期の終わりに星の祭りという行事が行われます。
このお祭りは七夕のお祭りで、笹飾りをつけた竹を飾り、たき火を燃やし、歌や笛の演奏をして天に願いを届けようというものです。
この日は、浴衣や甚平を着てくる子どもや先生も多く、お祭りの気分を味わいます。
  
 その星の祭りの準備や後片付けですが、毎年3年生の保護者が中心になって行っています。
七夕飾りをつける竹は、長さ8メートルにも及ぶもので、星の祭りの当日に、学校のご近所の方の竹林で採らせていただいています。

 採った竹は、父親達が担いで学校まで運び、周りに落ちた竹の葉っぱなどを母親達がほうきで掃いて掃除していきます。
学校に運んだ竹は、子ども達が夕方登校してきて、七夕飾りを付けた後、校舎にたてかけるようにして2階の柱に括り付けます。
2階の屋根よりも高い竹が6本も並んでいる様は、なかなか迫力があります。
 
 お祭りは器楽部の演奏から始まり、2年生、1年生、3年生・・と順番に演奏していきます。
辺りが少し薄暗くなってきた頃、6年生の数人がたいまつを持って、芝生広場の真ん中に組まれたたき火台に火をつけます。
そして、最後の12年生の演奏が終わり、全員でカノンを合唱する頃には辺りはすっかり暗くなっています。

 たき火の明かりと教室の灯りだけの夜の学校の雰囲気はいつもと違ってまたいいものです。
子ども達が帰った後は、父親達が中心となり、たき火の火の始末や竹の後片付けを行い、学校はまたいつも通りの姿に戻るのです。
 
 今回、準備や後片付けに関わることで、毎年竹林の竹を快く採らせて下さるご近所の方のご協力を直に知ることが出来、改めて有り難く思いました。夜空を見ながら、感謝の気持ちで帰途についた1日でした。
                       n.m.
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