6年生 研修旅行

毎年、京田辺シュタイナー学校の6年生は、研修旅行に行きます。授業で習っている地理などを教室から外へ出て実際に体験します。その他クラスのみんなで協力しあって、勇気を必要とすることにも挑戦します。

今年の6年生は7月下旬に、和歌山県古座川へ3泊4日の日程で研修旅行に行きました。台風の影響でJRが運休するハプニングもありましたが、行程を変更しつつ、なんとか無事終了することができました。

予定の変更はありましたが、3泊4日を家庭から離れて先生、クラスメイトと一緒に過ごし、励まし合いながらみんなで乗り越える、ということがクラスに一体感のようなものをもたらしたように感じました。


昨年の6年生(現7年生)も今年と同じ和歌山県古座川へ研修旅行に行きました。その様子を昨年度6年生担任が学校報で伝えています。抜粋してここに転記します。

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「自分にこんな力があるなんて初めて知りました」

 これは研修旅行後の作文にある子が書いた言葉です。カヌーをすることも泳ぐことも楽しみなのだけどどこか自信が持てず、先生やガイドの方に「一緒にしよう。」といつも声をかけていました。「大丈夫。ひとりでやってごらん。」の声掛けに静かにうなずいたその子はその日ひとりでカヌーに挑戦しました。そしてその1時間後には輝くような笑顔でこちらに手を振る姿を見せてくれました。研修旅行では、ここには書ききれないほどのたくさんの奇跡が生まれます。それは彼らが本気で自分の挑戦に向かうことの過程であり、結果なのだと思います。先述した水が怖い子も、高い所が怖い子も勇気を出して飛び込みに成功しました。水の中に入った瞬間、緊張が解けて涙があふれたこともありました。それを祝福するクラスの仲間の存在がどれだけ大きく温かいものか、仲間なくしては乗り越えられない挑戦ばかりだったように思います。


学校報「プラネッツ」80号クラスだより特別編 『差し伸べる手と手が繋がる時 ~6年生古座川研修旅行~』より抜粋
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6年生と7年生とは何かが違うな、と私が毎年感じていたことのヒントが研修旅行にあるのではないか、と思えるクラスだよりです。


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※ 2013年9月のブログでも研修旅行について紹介していますので、ご参照ください。


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