春夏秋冬 ~京田辺ぐらしの一年~

京田辺市は、京都府の八幡市、城陽市、井手町、精華町、木津川市、大阪府の枚方市、奈良県の生駒市に囲まれています。

生活してみると、奈良や宇治もパンを買いに行ったり、ランチに行ったりする生活圏という感覚です。少し広く捉えて、京田辺ぐらしの春夏秋冬をご紹介します。

京田辺の春は2月から

2月 京田辺の春は、京都より少し早く訪れます。このあたりは梅の産地でお庭や畑にも梅の木がたくさん植わっているので、2月にはあちこちで紅白の梅が咲き誇ります。

ウグイスが鳴きはじめると梅見の季節。京都府最大で1万本の梅が見られる青谷梅林へは自転車で行けます。

京都や奈良の節分行事も気になります。どちらも30分ほどで行けるのですが、我が家は京都の吉田神社が定番です。

3月は、たけのこ三昧

3月 朝堀たけのこののぼりがあちこちで見られるようになります。家でも筍ごはんに若竹煮など筍三昧が続きます。竹取物語の舞台ともいわれる地域で竹林が多く、たけのこ堀りができる場所もあります。

3月下旬には観音寺周辺が菜の花で黄色い絨毯のようになり、各地からカメラマンが撮影に訪れます。菜の花を無料で摘むことができるので、地元の人たちは散歩がてら春のお裾分けをいただきに行きます。

そして、奈良の春の風物詩「お水取り」があります。京田辺は東大寺二月堂へ真竹を毎年奉納しています。誰でも参加できますが、本校の4年生は郷土学の学びとして毎年参加させていただいています。

4月は、玉川の桜とイチゴ

4月 古くから多くの和歌に登場する井手の玉川の桜と山吹は絶景です。玉川沿いの1.5㎞の桜並木を散歩すると、京田辺に暮らしていてよかったなと思います。

有名な木津川の背割堤桜へも、木津川沿いの自転車専用道路で信号なし・混雑なしでいけます。

いちご農園やいちご狩りができる場所も多く、いちご大福がお店に並びます。

夏も楽しみがいっぱい

5月 新茶の季節です。お茶摘みの風景も見られますが、京田辺は最高級の玉露の産地ですので、みずみずしい若葉に黒い布を掛けることで甘みをぐっと引き出すそうです。宇治、和束、朝宮など日本を代表するお茶の産地も近いので、新緑の茶畑ドライブや新茶の飲み比べも楽しいです。

京田辺は自転車のまちで、日本最高峰のロードレース大会「ツアー・オブ・ジャパン」も5月に開催されます。この時期の木津川サイクルロード(木津市から京都市嵐山まで全長45㎞の自転車専用道路)は気持ちがよく、京田辺に引っ越してからサイクリングに目覚めた保護者も多いですよ。

6月は、ホタルと小鹿

6月 井手町の谷川ホタル公園は、ゲンジホタルの生息地です。近所の川でもホタルが見られる場所は多く、6月中旬になると「今年もそろそろかな?」とホタルを探しに夕方散歩する親子の姿が見られます。

奈良では小鹿の公開が始まり、お母さん鹿の周りを飛び跳ねる愛らしい小鹿の姿が楽しめます。

7~8月は、川遊びにかき氷

7月~8月 子どもたちの長い長い夏休みが始まります。学校近くの蓮池は、淡いピンク色の蓮で埋め尽くされます。

玉川さくら公園は、子どもたちに大人気の川遊び場所です。京田辺は公園や川がたくさんあるので、鬼ごっこや川遊び、田辺公園の流れるプールへ出かけるなど、子どもたちは暑くても元気いっぱい外で遊んでいます。

暑さでかき氷が食べたくなりますが、奈良はかき氷のまち。有名なかき氷店もいっぱいあります。自宅にビニールプールを出して家でかき氷をすることも多いです。

我が家は京都の祇園祭が大好きなので、7月は鉾建て、曳き初め、巡行と連日京都へ通います。

京田辺に住んでみて

京田辺は一見なにもないようですが、日本古来の花鳥風月が身近に感じられる田園都市。京都も奈良も約30分で行けるので、両方のいいとこどりができるまちでもあります。

暮らしてみると、自然が豊かで命よろこぶ風景が広がるこの地で子育てができてよかったなと思います。

(秋冬編は秋ごろ公開予定です)

<7年保護者>


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