我が家では毎晩寝る前に本を読んでいて、兄弟がめいめい読んでもらいたい本を持って布団にやってきます。最近のお気に入りの本は、4年生の長男がムーミンシリーズ、そして1年生の次男はグリム童話です。長男が1年生の時にもやっぱりグリム童話が大好きで、繰り返し読んであげたことを懐かしく思い出しながら、毎晩1話ずつ読んでいます。
先日の学年会(京田辺シュタイナー学校では、学期毎に2、3回先生と保護者が集まってクラスの様子などを話し合う会があります)でも、1年生の担任の先生が、グリム童話を読み聞かせするときは、子ども達がお話を聞くときの様子が他の物語を聞いているときと違う感じがする、とても子ども達の心の深い部分に届いているようで、グリム童話の持つ底力を感じました、というような事をおっしゃっていました。
子ども達が1年生の時にグリム童話を何度も聞きたがる様子を見てきたので先生のそのお話に大いに納得させられました。大人がグリム童話を読むと、一見ぎょっとするような表現もあるのですが、
子ども達は表面的な部分ではない、もっと奥底にある物語の中の叡智を受け取って、心の栄養にしているのかもしれないな、と思いました。
もちろん、寝る前に読むときにはそんな難しいことは考えずに、子ども達と一緒にお話の中に浸っています。今はまだ2歳の三男も、1年生になったらグリム童話を聞きたがるのかしら?とそちらも楽しみな今日この頃です。
n.m.