5年生の息子は、学校での出来事を多く語るタイプではないのですが、メインレッスンでは、とても心が揺さぶられる様で下校直後のおしゃべりが止まりません。
春に進級して間もない日本史の授業が始まったある日、息子はパッと目を見開き、
「かあちゃん、聖徳太子って知ってる??」
と言い残して、紙と鉛筆を持って机に向かい、何かを書き始めました。
しばらくして、ジャーーン!と言って見せてくれたのは、我が家のために作った17条憲法!!
1に曰く おいしいものは分け合う
2に曰く 言葉は思いやりのある言葉を使う
3に曰く 言われたことは一回でする
4に曰く ※よっPのフンは気づいたらふく
5に曰く 嘘をつかない
6に曰く 空が暗い間はどならない
7に曰く 食べ物の文句を言わない
8に曰く よっPに必ず朝「おはよう」と言う
9に曰く 何でもゆるす
10に曰く 歌声はきれいな声で
11に曰く 喧嘩は必ず1対1
12に曰く 仏様を大事にする
13に曰く 困った時は助けてあげたり助けてもらう
14に曰く 人の話はよく聞く
15に曰く 元気に学校に行く
16に曰く 車の中では喧嘩をしない
17に曰く 正直に言う
※よっP…飼っている鳥の名前です
面白いやら、嬉しいやら、見た瞬間に沢山の感情があふれ、息子と一緒に何度も何度も声をに出して読み返しました。
私が子どもだった頃、歴史を学んでそれぞれの時代の人間ドラマにワクワクしたり、それを生活につなげてみたりするというユーモアなんて、あったかしら?いや、無かったなぁ…。
そう思うと同時に、歴史を面白いこととして与えてくださる先生と、それを素直に受け取る5年クラスの子ども達みんなへの、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
歴史の学びって本当は楽しいのだ!と気付かされた私は、息子の話を聞きながら、もう一度日本の歴史と出合い直す毎日です。
k.y