ランタンウォーク

 京田辺シュタイナー学校では、11月の初めに2年生がランタンウォークという行事を行います。ランタンウォークは、日本では有名ではありませんが、ヨーロッパでは11月11日の聖マーティンの日の頃に、聖マーティン祭(またはランタン祭)を行い、子ども達が様々なランタンを作ってお祝いするそうです。
 本校の2年生も、水彩絵の具で色をつけ、菜種油を塗った画用紙を折って、ランタンを手作りしました。その作業は楽しかったようで、家に帰ってきてからも、ミニランタンを作っていました。そして、近くの竹林で拾ってきた枝を、針金でランタンに取り付けてもらい、完成。
 ランタンウォーク当日は、手作りのランタンにろうそくの火を灯し、その明かりだけで暗い竹林の中を歩く、という体験をした2年生。学校の2階で見ていると、暗い中、みんなのランタンの明かりだけが光っている様子は、幻想的なものでした。
 学校に行く前に「暗いところに1人で行くのは怖いけれど、みんなと一緒なら大丈夫かな」と話していた子どもは、帰り道で「やっぱりちょっと怖かったけど、大丈夫やった」と話してくれました。1年の中で1番昼が短い冬至に向かって、段々と日暮れが早まり、寒くなってゆくこの時期に、ランタンの明かりを頼りに、暗闇の中へと勇気を出して歩いて行ったことは、子ども達の心の中に暖かい光をもたらしてくれた事だろう、と思いました。
                      n.m.



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