測量実習

10年生の娘のクラスでは、秋休み前のメインレッスンで「測量」を学んでいました。
学校周辺で測量機器の使い方を練習したり、計算方法を習ったりしたのち、近隣の野外活動センターに通って4日間の測量実習。3つのグループに分かれてそこの土地を測量し、最終的には各自が200分の1の測量図を作成するとのことでした。

測量を担当する先生によれば、測量実習は、数学で学んだ三角関数が生活の中でどのように使われているのかを実地の作業を通して学ぶという目的のほかに、自分の行動の結果が自分に返ってくる、ということを「誤差」を通じて体験する機会としても大事なのだそうです。

なるほど。いい加減な測量をすれば誤差が大きくなる。もしその値を用いて測量図を作成したとしても、正確さを欠いたものしかできない。逆に、正確さを期した行動は、誤差の少なさという成果に結び付く。つまり、自分の行動の結果がシンプルに現れるということでしょうか。

数学も細かな作業も苦手な娘のこと、さぞかし苦戦しているのでは・・・と思って水を向けてみると、
「大丈夫。グループ分けのとき、数学の得意な人とか、リーダーシップをとって(作業を)進められる人とか、几帳面な人とかが、どのチームにもバランスよく分かれるようにみんなで話し合って決めたから。(機器の)使い方もたくさん練習したし」と娘。
チームワークにも助けられながら、娘は4日間の実習を終えたようでした。

n*h



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