『京田辺シュタイナー学校って、どんなところにあるの?』
『京田辺って、どこ?京都?』
私たち家族が、たびたび遠方の友人からうける質問です。
そんなときは、いつも決まって、
『ほどよい田舎で住み心地のよいところ』
と、答えています。
京田辺シュタイナー学校の最寄り駅はJR同志社前駅と近鉄興戸駅という小さな駅です。
同志社大学の校舎があるので、JR同志社前駅の周辺には飲食店やコンビニなどありますが、少し奥に入ると、民家と畑と田んぼののどかで静かな環境になります。
川近くの公園までゆけば、散歩の高齢者や、幼児連れの家族などを見かけます。土日や放課後の時間帯は若もの、家族連れでにぎわっています。
京都、奈良、大阪までは一時間前後。
生活必需品の最低限は駅の近くでことたりますが、大きなお店や書店、図書館など公共施設を利用するときには、自転車、車、電車を使うことになります。
JR同志社前駅と近鉄興戸駅、この二つの駅を利用する家庭は多く、子どもたちにとって、駅は身近な存在です。
我が家は、学校近く、駅の近くにありますので、朝夕の犬の散歩、仕事、買い物、と、一日に何度も駅の近くを通りかかります。
朝や午後の駅前では、通学途中の京田辺シュタイナー学校の子どもたちや送り迎えの低学年親子が、のんびりおしゃべりしながら歩いている姿をよく見かけます。
夕方近くになると、高学年、高等部生が帰ってきて、15分に一本の電車を待つ子につきあって、徒歩通学、自転車通学の子どもたちがひと時立ち話をしてゆきます。
静かでのどかな駅前で、子どもも、大人も、しばし学校の余韻を味わってから帰るのかもしれません。
私たち家族は、喧噪の大都会と、車必須の田舎と、どちらをも経験してから京田辺に転入してきましたが、ここは大変住み心地よく、もっと子どもが小さなころに、この街で子育てしたかったと、小さなお子さんの手をつなぎ歩いているお母さんたちを見ながら思います。
T.S.