京田辺シュタイナー学校では、毎年2月の終わりに年例祭と呼ばれる各学年の学びの発表を行っています。
今年3年生の次男のクラスは、授業で学んだお話を劇仕立てにしたものの発表でした。次男は劇自体は楽しんでいたのですが、みんなの前で発表するのは、あまり気乗りしないようで、6年生の長男に「(6年生の発表はクラスで楽器を演奏するというものなので)しゃべらなくてすんでいいな~」などと話していました。それでも、家で台詞を毎日唱え、劇中の歌を歌い、劇の時に着る服を張り切って持って行ったりしながら、毎日過ごしていました。
そして年例祭当日。登場した3年生は、声も大きく、動きもぎこちなさがなく、お話がしっかり身体の中にしみ込んでいる様子がよく分かりました。
可愛らしい1・2年生の発表を見た後だっただけに、より一層、堂々と立派に劇を終えた3年生の成長ぶりに、感慨深いものがありました。自分の子どもだけでなく、クラスの他の子ども達や他学年の子ども達も、1年前に比べて「こんなに大きくなったんだな」とか「こんな事が出来るようになったんだ~」と成長した姿を見るのは大きな喜びであり、毎年の楽しみでもあります。
帰ってきた次男に「とても良かったね」と声をかけると、まんざらでもなさそうに笑っていました。そして「この劇のお話の続きがやっと聞ける~」と楽しみにしていました。「もっと劇をしたい」ではなく「次の話が楽しみ」というところがせっかちな次男らしい感想だな、と面白く感じました。
n.m.