『♪ランタン持ってゆこう ともに歩いてゆこう
空には星がひかり あかりは大地てらす
闇のなか輝く・・・・♪』
日中がだんだん短くなる11月、京田辺シュタイナー学校の2年生はランタンウォークに出かけました。
このランタンウォークの数日前に、先生から聖人伝の学び「聖マルティン」のお話を聞き、子どもたちはマルティンの勇気からこころを温めるともしびを受け取って、ランタンウォークに臨みます。
お話の後、みんなでランタンを作りました。子どもたちそれぞれが描いたにじみ絵を円柱状にして、底を貼り、オイルをぬり、持ち手となる木の枝を拾いにいき、世界にひとつの自分のランタンが出来上がりました。
ランタンウォークの当日は、午前中の授業はなく、午後から登校します。夕闇がひろがるころ、子どもたちはランタンにろうそくをともして、暗い道を一列になってうたを歌いながらクラスメイトと歩きます。道のりは、初詣などで親しみのある近くの神社までですが、明るい時間に行くのと、薄暗い中をランタンとともに歩くのとでは、まったく別ものだったのではないかと想像します。
あいにく、我が家の息子は流行性の病気で登校できなかったのですが、自分で作ったランタンにろうそくをともし、家族だけでクラスメイトと同じ時間帯に別の道を歩きました。みんなと同じうたを歌いながら・・・。
闇のなかのろうそくの光がなんともいえず温かく、静まりかえったなかに、うたがスーっと入ってくる、こころがほっこりとした夜でした。
:y…k: