娘は9年生。2学期2つ目のメインレッスンは「食と農」というテーマでした。日々口にする食物がどこでどんな風に、どんな意図のもとに作られ、自分たちのもとにやってくるのか。それを机の上の知識ではなく、実感を持って知り、経験していく。
そんな授業のなかで娘が、待ち遠しく楽しみにしていたのは、伊賀にある「もくもくファーム」さんでの農業実習でした。今年で10年目。今年度は10月26日から31日の6日間、実習させて頂きました。
6日間の泊まりがけの実習ですので、荷物も結構な量になります。が、娘は嬉々として荷造りしていました。
子どもたちにとって大きな楽しみとはいえ、授業では、「『仕事』に参加させて頂くのだという心構えをしっかり持たなければならない」ということも確認し合って迎えた実習でした。
6日間を前半・後半に分け、娘は「のんびり牧場」と「農学舎」で、実習をさせて頂きました。「のんびり牧場」では、遊びにやってきた小さな子どもたちをポニーに乗せたり、山羊や子豚たちの世話をし、「農学舎」では柿の収穫やたまねぎの仕分け、ターサイの定植、肥料作りをしました。
帰宅した娘は、「もくもくファーム」のスタッフのみなさんが「やさしい!」「おもろいねん」と。動物たちが「かわいいねんなぁ~」とも。また「もくもくファーム」で頂いた食事が「美味しかった~!」と。
そしてしみじみした様子で「『農学舎』での時間は、時間の流れ方が違うねん。ずっと仕事してるんだけど、でもゆったりしてるねん。」と話してくれました。
たくさんの貴重な経験をさせて頂いたことが、娘の言葉から伝わってきます。「もくもくファーム」のみなさん、ありがとうございました。
k/k