編入・移住を振り返って ~入学エピソード~  |

私たち家族は家庭の事情で転居が多く、京田辺シュタイナー学校はシュタイナー系の学校としては3校目となります。
京田辺への移住、シュタイナー学校への編入について振り返ってみたいと思います。

京田辺ってどんなところ?

当時、九州で田舎暮らしをしていたため京田辺シュタイナー学校に編入する事イコール移住となる我が家は
京都という大都会で暮らしていけるのか?が大きな問題でした。
出会いの会や面談で何度も京都に足を運ぶたびに

飛行場からの橋を渡れば
「こんなに海の色が違うんだ!魚が見えない」
電車に乗れば
「沢山人が乗ってくる~!つぶれる!」
家並みを見れば
「屋根と屋根がぶつかりそうに立ち並んでる!当たる!」
都会に怖気づいていました。

都会要素がありつつも案外のどかな京田辺

飛行場のある都市から京田辺に近づいてくると
馴染み深い風景に変わってきて、のどかな風景を発見します。

「山が近いね」「田んぼがすぐそばに」「地野菜販売コーナーがあるね」

ここでなら、なんとかやっていけるかも?
と思ったのが、もう8年前。
子ども達も、すっかり京田辺っ子となり
信号機やコンビニなど都会的要素に恐れることは無くなりました。

住居問題

移住を考えた際に懸念材料がいくつかあったのですが、そのうちの一つは住居問題でした。

ペット連れの大家族、仕事道具などで大荷物の我が家が住めるような特殊な住居がないかと不動産サイトを見ていたのですが、なかなか良い物件に巡り合いません。
結局、居住空間の半分が雨漏り・風呂も壊れていて使用不可の誰もが避けて通るような物件を見つけ、とりあえずそこに転がり込み学校に通いながら、ゆっくり物件を探すことにしました。

雨漏りはバケツで受け止め風呂は水を浴槽にため電熱ヒーターを購入し温めるなど工夫を凝らして新しい物件への引っ越しまで待ちました。
今思い返すと、不便を解消しようと家族でアイデアを出し合うなどとても楽しい時間を過ごせたと思います。
※8年前、我が家は家庭事情により家探しに苦労しましたが今は住宅の選択肢も増えているようです。

住居問題、他の移住者はどうしてる?

その後、移住者同士で話してみても、京田辺に縁もゆかりもない方たちはいったん京田辺に飛び込んできて、しばらくしてから腰を落ち着けて市内の気にいった場所に転居する人が多いかな、と感じます。
学校に通いながら先輩保護者と交流を深めるうちに
「あの先輩のおうち、子どもが卒業した後
 京田辺から転出して空き家になるらしいよ」
なんて情報が入ってくることもあります。

編入・移住を通して感じたこと

困ったことがあれば学校の誰にでも相談でき
色んな所に繋げてくれる頼もしさを感じました。
どこにお買い物に行けばいいかツアーをはじめ美味しいランチはここ‼歯医者さんのお勧めは~などなど
小さなことですが子どもを抱えて生活する上で知っていると便利なことはみな学校に関わる人たちから教わりました。

そして京田辺に移住して8年経った今
次に移住して来られる方へ伝える番がやってきたことを嬉しく思っています。

<2015年編入・9年保護者>



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