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小貫大輔さん講演会
『人間学としての性教育 ジェンダーとセクシュアリティ』 終了しました。催し・講座 | 

試聴用動画 ~子ども時代はパーフェクトじゃないといけないんですか?~

講演会参加者のご感想

講演会当日は延べ110名の方々にご参加いただきありがとうございました。
とてもたくさんの反響をいただいて充実した講演会を終了することができました。
2023年2月14日まで録画配信の申込みを受け付けています。
ぜひ、この機会にご視聴いただければ幸いです。

以下、みなさまの感想を抜粋させていただきます。

  • 「性教育」と身構える必要はなく、子どもが自分がどこからどうやってきたのか、そういう温かいお話を伝えることなのだと分かりました。どうやって身を守るのか、ということも子どもには伝える必要があるけれど、まず一番大切なのは温かさがしっかり伝わっていることだと感じました。シュタイナー教育と性教育、さらに深めた学びを得る機会が欲しいと思います。
  • 先生のお話が楽しすぎてあっという間でした! 自分自身が今年出産をしたこともあり、先生の出産に関するお話(赤ちゃんがゆっくり出てくる様子や頭が出た瞬間のプルルン感)は「そうそう!」とうなずきが止まらない気持ちに。また小さい子にとって、お空から来た話と、お母さんのお股から出てくることはちゃんと無理なくつながっているというのも我が子を見ていて同感でした。そして子どもたちは命の話が大好きなことも。
  • パーフェクトな子ども時代を送れたら一番だけど、そうでなくてもそれには意味があって一人一人の個性になる。というお話、先生の体験を交えてお話ししてくださって感動しました。
  • とてもためになり、勉強になりました。他の友達に紹介しておきたいです。
  • 世界(広い)視点で性について学ばせていただくことができてよかったです。
  • 「性教育は人権教育」という言葉が心に残りました。家庭のあり方も様々な状況に変化してきていると感じています。家庭教育の限界も思います。子どもに接する全ての大人の意識の中に必要な言葉たと思いました。
  • とてもとてもよかったです。日本では何となくタブー視されている”性教育”や”性”の問題。でも本来はとても大切なもので、おっしゃてたように”人権”とセットで考えられるべきもの。まずは人々がオープンでしゃべれる事が大事だなと思いました。息子とは(私が性教育したので)いろいろと話せることがとても豊か(人生)になっていると思っています。
  • とてもユニークな経歴の先生で、世界を知らない私としては、すばらしいお話が聞けて、おもしろかったですし、様々な体験が聞けたことが、とってもよかったです。思春期だけではない性の話を聞けて、親として、子どもにきちんと話ができる自信がつきました。

すべての人に伝えたい、人類愛へとつながる性教育!

生命誕生に至る奇跡を、大人はどのように子どもたちへと伝えるべきか。
おうちで小さなお子さんや思春期の若者と、性の話題ができますか?

目の前のパートナーを大切にできることが、住む場所も文化も生活も、何もかも違う人々に思いを馳せ、いつしか遠くの貧困や人道危機にも共感できる心を育てる。その端緒に、性や出産の持つ神秘に向き合う家庭の姿勢が想像以上に関わっているとは思いませんか。

本講演会では、そんな視点を持って性教育に取り組み、ブラジルと日本両国のシュタイナー教育で4人のお嬢様を育てた小貫大輔さんによる、人を思いやる気持ちたっぷりの性教育をお届けいたします。

小貫さんは、健康や発育発達の教育だけに重きを置いた従来の性教育の視点では捉え切れない、人間の性だけが持つ特別性、本当に伝えるべき性の本質に目を向けた「人間学」に基づく性教育を提唱し、世界各国を駆け巡って実践的研究を積み重ねておられます。今回は、性にまつわる多岐にわたるテーマを、シュタイナー教育にも関連深い小貫さんならではの様々な切り口でお話しいただく予定です。

小貫さんは参加者相互の交流をファシリテートしてくださるので、会場ではぜひ、心に浮かんだ疑問やご感想をシェアしていただけるとありがたいです。(”ワークショップみたいな参加型講演会”が、ラテンスピリッツあふれる、先生の定番スタイルです。)

この講演会をもとに、子どもたちの真剣な問いにまっすぐ答えられるような「性」への思いが、私たち一人ひとりの中に醸成され、次世代へと繋いでゆくことができますように。

講師紹介

小貫大輔

東海大学国際学部教授。東京大学とハワイ大学大学院で性教育を学んだ後、1988年にブラジルに渡ってスラム「モンチ・アズール」でのアントロポゾフィー活動に参加。

2006年に帰国して大学で教えるようになるまでの間、エイズ予防財団、JICA、日本ユネスコ協会連盟他の資金を得てブラジル各地でエイズ予防、自然分娩・母乳育児の推進、子育て支援、識字活動などの分野で活動した。

帰国後は日本に住むブラジル人の子どもたちの教育支援に力を入れ、ブラジル政府の資金で「在日ブラジル人教育者向けオンライン教員養成講座」を実施するほか多国籍の子どもを集める「マルチカルチャー・キャンプ」や、ユネスコスクールと外国学校の高校生が一堂に集う「UNESCOユースセミナー」を開くなどしてきた。ブラジルと日本をつなぐボランティア団体「CRI‐チルドレンズ・リソース・インターナショナル」を1988年に設立し、現在は運営委員。日本性教育協会運営委員。

著書に『耳をすまして聞いてごらん―ブラジル、貧民街(ファベーラ)でシュタイナーの教育学を学んだ日々』、『ブラジルから来た娘タイナ 十五歳の自分探し』

講座概要

録画配信期間

第一部:2022年11月15日~2023年2月15日まで
第二部:2022年11月22日~2023年2月22日まで

申込受付期間 録画配信:2022年9月5日~2023年2月14日まで
参加費 録画配信のみ
第一部・第二部セット:一般 4,200円(税込)友の会・法人会員 2,400円(税込)
各部それぞれ:一般 2,200円(税込)友の会・法人会員 1,200円(税込)
お申込み

お申し込みは終了しました

講座内容詳細

第一部 性からつながる人類愛、地球の反対側を思える人に
     〜小さな子どもに、性のことはどんな風に伝えたらいいの?〜
第二部 より良い世界へ、人類の進化を見据える性教育とは
     〜親と先生の役割は、若者から未来のことを教えてもらうこと〜

第一部では、小貫さんがブラジルでやってこられた取り組みについて聞き、参加者同士が家庭での性をめぐる会話をどうしているかシェアする時間も設けたいと思います。
第二部では、性とジェンダーをめぐる世界と日本の動向を大学生たちはどう受け止めているのか、その人たちが家庭や学校ではどんな性教育を受けてきたか、などについてのお話も聞きたいと思います。お時間のある方は、両方ともご参加ください。

お願い

  • 気象状況や新型コロナウイルスなどの状況により、急な中止や変更が生じる場合もありますので、当日はウェブサイトをご確認の上ご参加ください。
  • 来客用の駐車スペースは設けておりません。公共交通機関又は近隣の有料駐車場をご利用ください。事情のある方はご相談ください。
  • 本講座は大学生以上の方が対象です。お子さまはご参加いただけません。また託児はございません。

新型コロナウイルス感染予防対策等

  • ご本人やご家族に発熱や風邪の症状のある方は来校を見合わせてください。
  • 必ずマスクを着用の上、ご参加ください。
  • 来校された際、手指の消毒、検温並びに健康状態の書面確認等にご協力ください。
  • 来校していただいてからでも、発熱や体調不良等の症状がみられた際には、お帰りいただく場合があります。

お問い合わせ先:koen@ktsg.jp  主催:NPO法人京田辺シュタイナー学校

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