講演会当日は延べ110名の方々にご参加いただきありがとうございました。
とてもたくさんの反響をいただいて充実した講演会を終了することができました。
2023年2月14日まで録画配信の申込みを受け付けています。
ぜひ、この機会にご視聴いただければ幸いです。
以下、みなさまの感想を抜粋させていただきます。
生命誕生に至る奇跡を、大人はどのように子どもたちへと伝えるべきか。
おうちで小さなお子さんや思春期の若者と、性の話題ができますか?
目の前のパートナーを大切にできることが、住む場所も文化も生活も、何もかも違う人々に思いを馳せ、いつしか遠くの貧困や人道危機にも共感できる心を育てる。その端緒に、性や出産の持つ神秘に向き合う家庭の姿勢が想像以上に関わっているとは思いませんか。
本講演会では、そんな視点を持って性教育に取り組み、ブラジルと日本両国のシュタイナー教育で4人のお嬢様を育てた小貫大輔さんによる、人を思いやる気持ちたっぷりの性教育をお届けいたします。
小貫さんは、健康や発育発達の教育だけに重きを置いた従来の性教育の視点では捉え切れない、人間の性だけが持つ特別性、本当に伝えるべき性の本質に目を向けた「人間学」に基づく性教育を提唱し、世界各国を駆け巡って実践的研究を積み重ねておられます。今回は、性にまつわる多岐にわたるテーマを、シュタイナー教育にも関連深い小貫さんならではの様々な切り口でお話しいただく予定です。
小貫さんは参加者相互の交流をファシリテートしてくださるので、会場ではぜひ、心に浮かんだ疑問やご感想をシェアしていただけるとありがたいです。(”ワークショップみたいな参加型講演会”が、ラテンスピリッツあふれる、先生の定番スタイルです。)
この講演会をもとに、子どもたちの真剣な問いにまっすぐ答えられるような「性」への思いが、私たち一人ひとりの中に醸成され、次世代へと繋いでゆくことができますように。
東海大学国際学部教授。東京大学とハワイ大学大学院で性教育を学んだ後、1988年にブラジルに渡ってスラム「モンチ・アズール」でのアントロポゾフィー活動に参加。
2006年に帰国して大学で教えるようになるまでの間、エイズ予防財団、JICA、日本ユネスコ協会連盟他の資金を得てブラジル各地でエイズ予防、自然分娩・母乳育児の推進、子育て支援、識字活動などの分野で活動した。
帰国後は日本に住むブラジル人の子どもたちの教育支援に力を入れ、ブラジル政府の資金で「在日ブラジル人教育者向けオンライン教員養成講座」を実施するほか多国籍の子どもを集める「マルチカルチャー・キャンプ」や、ユネスコスクールと外国学校の高校生が一堂に集う「UNESCOユースセミナー」を開くなどしてきた。ブラジルと日本をつなぐボランティア団体「CRI‐チルドレンズ・リソース・インターナショナル」を1988年に設立し、現在は運営委員。日本性教育協会運営委員。
著書に『耳をすまして聞いてごらん―ブラジル、貧民街(ファベーラ)でシュタイナーの教育学を学んだ日々』、『ブラジルから来た娘タイナ 十五歳の自分探し』
録画配信期間 |
第一部:2022年11月15日~2023年2月15日まで |
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申込受付期間 | 録画配信:2022年9月5日~2023年2月14日まで |
参加費 | 録画配信のみ 第一部・第二部セット:一般 4,200円(税込)友の会・法人会員 2,400円(税込) 各部それぞれ:一般 2,200円(税込)友の会・法人会員 1,200円(税込) |
お申込み |
お申し込みは終了しました |
第一部 性からつながる人類愛、地球の反対側を思える人に
〜小さな子どもに、性のことはどんな風に伝えたらいいの?〜
第二部 より良い世界へ、人類の進化を見据える性教育とは
〜親と先生の役割は、若者から未来のことを教えてもらうこと〜
第一部では、小貫さんがブラジルでやってこられた取り組みについて聞き、参加者同士が家庭での性をめぐる会話をどうしているかシェアする時間も設けたいと思います。
第二部では、性とジェンダーをめぐる世界と日本の動向を大学生たちはどう受け止めているのか、その人たちが家庭や学校ではどんな性教育を受けてきたか、などについてのお話も聞きたいと思います。お時間のある方は、両方ともご参加ください。
お問い合わせ先:koen@ktsg.jp 主催:NPO法人京田辺シュタイナー学校