毎日新聞の寄稿連載「つながり紡いで」で本校が紹介されました。
筆者は大阪公立大教授の吉田敦彦さんです。タイトルは「学校は誰のもの?」。
公費助成もなく20年以上、親と教員が手作りで運営してきた本校の姿を描き、そこから「国」のものでも「私」のものでもない、市民の自発的な意志で創る教育や学校のあり方を問いかける内容です。
ぜひご一読ください。
~本文一部抜粋~
「先生に元気で子どもたちの前に立ってもらいたい。安心して働ける環境をつくりたい。この教育を将来にわたって持続するために」。親と教員が自分たちの学校の運営について、真剣に話し合っている。「そのために、少しでも専任教員を増やせれば。給与もこのままでは厳しい……」
ここはNPO法人京田辺シュタイナー学校(京都府京田辺市)。2001年の創設以来、大きなスポンサーがバックにあるわけでもない普通の市民たちが、公費助成もないまま手作りで運営してきた。初中等部から高等部まで12学年、生徒数約260人。校舎も寄付を集めて建て、少しずつ増築した。NPO運営の全日制教育機関としては、今や全国最大規模になった。
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1960年生まれ。大阪公立大教授(現代システム科学域教育福祉学類)。専門は教育哲学、人間形成論。京田辺シュタイナー学校顧問。近著に「教育のオルタナティブ」(せせらぎ出版)、「世界が変わる学び」(ミネルヴァ書房)、「世界のホリスティック教育」(日本評論社)。