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サステイナブルスクール活動報告

2016年9月、本校は、日本のユネスコスクール事務局である公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)により「サステイナブルスクール」に選定されました。
サステイナブルスクールは、 学校全体で持続可能性(sustainability)に焦点を当てた学校運営、学習活動に取り組むESD重点校です。
2018年度までの約3年間に亘る「ESD重点校形成事業~輝け!サステイナブルスクール~」への、本校の取り組みについて報告します。

2016年 サステイナブルスクールに認定

「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」の最終年となる2014年、日本ユネスコ国内委員会に設置されたESD特別分科会がこの成果と課題を整理し、2015年8月に「持続可能な開発のための教育(ESD)の更なる推進に向けて」と題する報告書を取りまとめました。報告では、今後のESD推進方策として、ESD普及のための取組と並行してESDを深化させる(実践力を高める)ための取組の強化がうたわれています。

この報告書を受けて、文部科学省が公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)に委託した「平成28年度日本/ユネスコパートナーシップ事業」の一環として、「ESD 重点校形成事業」――教育を通じて持続可能な社会を構築するために、実践的な取り組みを行う意欲ある学校を公募・選定し、その取り組みを発展および深化させるために必要な支援をするというもの――が実施されることになりました。

2016年9月、全国公募・選定を経て、校種も、所在する地域も、ESD実践内容も多様な24校がサステイナブルスクールとして採択され、本校もその中の1校として認定されました。

ESD重点校形成事業「輝け!サステイナブルスクール」への取り組み

この事業では、ESD推進に必要な概念とされている「ホールスクールアプローチ」の実践が中心に据えられています。

その導入のために、事業推進委員とACCUにより「ホールスクールアプローチ・デザインシート」が作成され、各校のビジョンや活動の可視化を図るために活用されました。

★ホールスクールアプローチ(whole-school approach)とは
「国連持続可能な開発のための教育(国連ESD)の10年」の反省を踏まえて国際的に提唱された概念
・教科を超えて学校全体のすべてのカリキュラムで行う 
・児童生徒と教員、管理職、保護者が参画しながら行う

※本校の「ホールスクールアプローチデザインシート」はこちら

《2016年度》
○第1回サステイナブルスクール研修会に参加
○国際ワークショップ(東京)に参加
・テーマ「学びの中心にESDを据えよう」
・講師 Richard Dunne氏(英国 Ashley Primary School 校長)

*PDF:『サステイナブルスクールへの参加を決めて』 中村真理子(サステイナブルスクール担当教員)こちら
*PDF:『NPO立学校の存在感と公益性~ホールスクールアプローチで培う持続可能な学校文化~』 吉田敦彦(ESD重点校形成事業委員)こちら
《2017年度》

○教師会で本校のホールスクールアプローチ・デザインシートを作成  
*PDF:京田辺のデザインシート こちら

○東京都目黒区立五本木小学校、神奈川県横浜市立永田台小学校から先生方の訪問を受け、本校からも6名の教員が永田台小学校を訪問し、授業見学を実施。公立でのESDの実践例を見学し、多くの学びのある、意味深い交流をすることが出来ました。

*PDF:Planets91号より『サステイナブルスクール視察 京田辺シュタイナー学校を訪問して』
 目黒区立五本木小学校 栄養教諭 松本恭子さん こちら

《2018年度》
○第2回サステイナブルスクール研修会にて3年間の事業を総括
様々な公立学校との交流から多くの視点を得ることができ、またESDの観点からシュタイナー教育や学校の活動を見直す機会となりました。

※この他、年に1~2回、東京・神楽坂にて行われた研修会に参加しました。

『キラリ発進!サステイナブルスクール』は1年ごとの成果をまとめた冊子で、VOL1、VOL.2、VOL.3の3冊が、ユネスコスクールのサイトに公開されています。

ユネスコスクールサイトこちら

《3年間の取り組みを終えて》

2018年12月に行われた第2回サステイナブルミーティング研修会で出されたアイディアをきっかけに、2019年1月、参加者自主研究会が行われました。
3年間の活動で子どもたちがどのように変化したのか、またこのネットワークを継続していくためにはどうしたらよいのか、具体的な話し合いが行われました。
その後の新たな取り組みについてはこちらをご覧ください。


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