古代オリンピック

夏休み明け、5年生の娘のクラスでは世界史で古代エジプト・古代ギリシアを学びました。
一カ月近くをかけ、遠い昔に生きていた人々の生活に思いを巡らせたようです。
そして、その授業も終わりに近づいた10月上旬、5年生による古代オリンピックが開催されました。
全校生徒・先生と保護者を前に、マラソン・槍投げ・円盤投げ・跳躍・レスリング・短距離走・リレーで各々の技を競います。
歴代5年生の勇姿を見てきて、今年はいよいよ自分たちの番です。

前日はオリンピックの準備と前夜祭、その後みんなで学校に宿泊しました。
大忙しの一日だった上、緊張したり嬉しかったりで、あまり眠れない夜を過ごしたのではないかと思いきや、聖火を先頭にグラウンドの中央まで行進してきた子どもたちは、意外に元気そう。
貫頭衣風の白い衣装を着て、いつになく神妙な様子でした。

古代オリンピックでは、単に記録や順位だけではなく、調和のとれた美しい動作、対戦する相手への敬意などが競技者に求められたそうです。
勝ち負けや記録はもちろん気になる。でも、その逸る心を抑えて、一つ一つの動作を丁寧に美しく、と心を配る姿に成長を感じました。

すべての競技を終え整列した子どもたちは、ひとりずつ名前を呼ばれて担任の先生から言葉を贈られ、体育の先生から月桂樹の冠を被せてもらいました。

オリンピック終了後、一緒に帰ろうと校庭で娘を待っていました。
着替えて教室から出てきた娘は、開口一番「疲れた!」。
でも、そう言いながらもなんだか満足気。
頭にはまだ月桂樹の冠が載っていました。

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      *娘が持ち帰った月桂樹の冠。
       前日の準備のときに自分たちで作ったそうです。
           

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