京田辺シュタイナー学校では、7月12日から夏休みが始まりました。
一般校とくらべると、夏休みの開始が10日くらい早いです。
夏休みの日数は50日ほど。
よく、「夏休みが長いと、大変じゃないですか?」と聞かれます。
わたしも、入学前は
「長い長い夏休み、一体どうやってすごそうか」と心配したものでした。
テレビもないビデオもゲームもない、夏休みです。
実際その夏休みを体験してみると、
毎日は子どもも親もゆったりのんびり、
でも、あっという間に過ぎてしまいます。
ある1日は、こんな風に過ぎました。
朝早く起きて、カブトムシ・クワガタムシ採り。
目を付けている木を見て回ります。
大物はいなくても、カナブンくらいなら必ずいます。
捕まえた虫たちの世話をしたあとに朝食。
そのあと、家の前で大きな子どもプールで水浴び。
近所のお友達も一緒にわいわい。
あっという間に昼食時間。その後、またプールでひと泳ぎ。
そしておやつ。
夕方お友達と別れたあと、風呂掃除。
夏の宿題のひとつは「家のお手伝い」。
我が子は「毎日風呂掃除をする」を自分の宿題に決めました。
夕食が出来るまで、図書館で借りてきた本を読書。
残念なことに京田辺シュタイナー学校には図書館がありません。
でも本好きの子どもがとても多い。
その結果「図書館に行けば、学校の誰かに会える!」というくらい、
子どもたちの市立図書館利用率は高いと思います。
夕食を食べて、お風呂に入って、歯を磨いて、そして就眠。
虫取りが魚釣りになったり、
家の子どもプールがお友達の家での遊びに代わったり、
図書館が家での工作や手仕事やお絵かきになったり、
読書が宿題になったり、その日によって色々ですが、
大方こんな風に一日が過ぎてゆきます。
「子どもが退屈しないように、どうしたらいいだろう?」と
親が気を揉むということは、案外少ないものですね。
長い夏休みが終わる頃には、毎年
「もう夏休みが終わってしまうのか」と、
少し寂しいような気持ちになります。
そして、子どもたちは長い夏休みの間に、
たいてい靴のサイズが1サイズ大きくなっていて、
新学期前には、上靴を買い換えることになるのです。
「のんびり過ごしていた間に、いつのまにかでっかくなってたんだなぁ」と
毎年小さな驚きをもらいます。
k/k