昨年、京田辺シュタイナー学校に新しい部として競技かるた部ができました。その経緯について、親からの視点で書いてみようと思います。
我が家と学校の歴史の中で、欠かせないものの1つが「かるた」でした。学校の恒例行事である新春の百人一首大会。これをきっかけに長男から始まった我が家のかるたへの情熱は、長女・次女を経て、最後の三女に受け継がれ、さらに大きく盛り上がることとなりました。
まず長男が11年生の頃から競技かるたを始め、26歳になった今でもずっと続けています。その姿を見ていたこともあってか、次いで三女も競技かるたを始めました。6年生の終わり頃に全日本かるた協会に属する「京都小倉かるた会」に入りましたが、偶然にも一学年下のMさんも説明会に参加していて、同時に入ることになりました。そして同じかるた会の仲間と共に切磋琢磨の競技かるたの道が始まりました。
真剣にかるたに臨む強い思いや日々の努力は、はたから見ていても、本当に心を打つものがありました。
競技かるたを続けていく中で、娘の心の中にある1つの思いが強まっていったようです。それは、京田辺シュタイナー学校に競技かるた部を作りたい!というものでした。当初から口にしていた目標は、かるた部としてみんなと一緒に公式の団体戦に出る!ということでした。
それを目指して、Mさんと一緒に作戦を練り、かるた部の創部を先生方に訴えプレゼンをしたり、生徒のみんなに競技かるたの説明やデモンストレーションをして部員を集めたり、顧問になってくれる先生を探したり…地道に続けていたようです。そうして色んな壁を少しずつ乗り越えながら、3年越しでようやく競技かるた部の創部を認めていただくに至りました。
娘たちのかるたへの強い思いをしっかり受け入れてくださった先生方、顧問を引き受けてくださった先生には、ただ感謝しかありません。
競技かるた部の部員は、現在10名です。何とか、かるた部として公式の団体戦に出る!という目標が叶って欲しいと思っています。
S•H