7年後の学校は…?

京田辺シュタイナー学校では、7年ごとに中長期計画を立てて、運営を行なっています。
本校はNPO法人の学校であるため、通常の学校とは異なり、国や地方公共団体からの経済的な支援が受けられません。そのため、運営費をどう賄っていくか、教育の質と教員が働きやすい環境をどう両立させるか、といった課題を教員と保護者で考えていく必要があります。2001年の開校以来、こういったさまざまな課題を教員と保護者で乗り越えてきました。

開校まもない頃に立てられた中長期計画では「高等部(中3~高3)の施設や教育の充実、生徒数を増やすこと」を掲げ、7年後の次の計画では「教育の充実、運営の充実、社会とのつながり」を掲げてきました。

そして、今回の中長期計画は「Vision2028」と名付けられ、4月の話し合いでは「持続可能な次世代の京田辺シュタイナー学校にむけて」と題し、会場には多くの教員と保護者が集まりました。
教員からの話のあと、小さなグループに分かれて一人一人自分の意見を出しました。
私の入ったグループでは“世代交代”と、運営を支える“ひと”の重要性が話題となりました。開校当初から関わっている複数の教員が数年後に定年を迎えようとしている今「どのようにその当時の想いと熱を次につなげていけるのか」は、今後の大きな課題に思えました。また、保護者が担う運営に関しては色々なアイデアは出るのだけれど「では、それは誰がやるのか」ということも話し合いました。

今回の中長期計画の結果が出るであろう2028年には、我が子は卒業しているため、在校保護者の立場で結果を振り返ることはできないけれど、私たちの立てた計画がどんな実を結び、どんな課題を残したのか、どんな学校になっているのかは、卒業後も見守っていきたいと強く感じました。

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