シュタイナー学校には、一つのテーマを集中して
3~4週間学ぶ「エポック授業」と呼ばれる
ユニークな授業形態があります。
これはシュタイナー教育の特徴の一つで、
大きな視点を持ちながら、物事の関係性を
深く意識して学んでいくことができます。
そして、世界をこのように大きなつながりとして捉えてゆくことが、
実はESDそのものと言えるのです。
ESDを形作るものとして、
国際理解教育、環境教育、エネルギー教育、
世界遺産・文化財教育などの分野があるとされていますが、
当校では、分野も教科も横断し、
エポック授業に体験学習や実習も交えて
複合的、包括的なESDの実践を行っています。
例えば3年生では、
1年をかけて衣食住に関することを
幾つかのエポックに分けて取り組みます。
米を作り、家を作り、羊の毛を刈って自分が使用する作品を作るなど、
エポック授業以外の、専科の手仕事の授業なども連動して、
生きる術の根本を実体験していきます。
その中で、日本以外の国の食事、気候、住居、衣服など、
それぞれの暮らしの違いを知り、時には体験もしていくのです。
これから、折りに触れ学校のESDの実践例をご紹介していきます。
学校ホームページもご覧ください。
ユネスコスクールとESD:n.m: