郷土学での学び

 京田辺シュタイナー学校の4年生の授業の中に、「郷土学」というものがあります。郷土学では、文字通り自分たちが住んでいる地域の事について学ぶのですが、教室内だけではなく、実際にいろいろな所に出かけて行って、見て触れて学ぶというところが魅力的だな、と思います。
 我が家の子どもも、自分たちの学校の近くにある「酒屋神社」や「鉾立の杉、鉾立の松」がどういう由来でそのような名前になったのか、どんな出来事があったのか、という事を学び、実際にそこに出かけて行った事がとても楽しかったようで、家に帰ってきてからあれこれと話してくれました。
 また、最近では少し範囲が広がったようで、本校のある京田辺市の隣の八幡市にある、宇治川、桂川、木津川の三川が合流する三川合流点という所について学んだそうです。川が氾濫しないように、川の流れる場所をくっつけたり離したりという工事を8年がかりで行ったそうで、「『黒板で(川の絵を)消したり、付け加えたりするのは簡単ですが、実際はとても大変だったと思いますよ』と先生が言ってたけど、ほんまに大変やったろうな~」と、子どもは当時に思いを馳せていました。10月末には、自転車で三川合流点まで行く予定になっていて、そちらもとても楽しみにしています。
 学んだ場所を実際に訪れる「郷土学」の授業は、歴史をより深く、身近に感じると共に、学ぶ楽しさを教えてくれる授業でもあるな、という風に感じました。
                    n.m.


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