年例祭

2月下旬、京田辺シュタイナー学校の年例祭がありました。

年例祭は、年度の終わりに、1年から12年までの各クラスがその年の学びを披露する行事です。わが子のクラスはもちろん、他学年の子どもたちの成長も身近に感じられて、毎年楽しみな行事のひとつです。
内容は楽器の演奏や歌、オイリュトミー、劇などクラスによってさまざまですが、例年5年生は他のプログラムよりも少し多めに時間を取って劇を披露します。
今年はギリシャ神話のペルセウスを題材にした劇でした。
場面転換のたびに、大道具小道具を出し入れするのも全部5年生の子どもたち。慌てるでもなく粛々と作業を進めると舞台袖に一旦退場し、それから新たな場面が始まります。
普段10年生(高校1年)の娘を見ている私からすると、5年生なんてまだ幼く見えるのに、落ち着いているなあ。娘が5年生の時はこうだったかな・・・?

その日の帰り道、5年生の劇が話題に上りました。
娘が言うには、
「みんな役者さんやで~。舞台袖では(小道具の準備などで)バタバタ走り回って、ワイワイしているのに、出番になったらすーっと(落ち着いて)出て行ってた」
舞台裏はそうだったのですね。

8年生での卒業演劇や10年生での悲劇のときに、舞台で役を演じつつ合間には裏方でいろいろな役割を担う経験をしてきて、娘はこの日の5年生の一生懸命ぶりが微笑ましかったのでしょう。その娘も、集大成の12年生卒業演劇に向けて、11年生12年生とこれからまだまだ学ぶことはたくさんあると思います。
こんな風に学びが積み重なっていくのだなと感じた年例祭でした。

n*h



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