先日京田辺シュタイナー学校で開かれた「讃岐かがり手毬」のワークショップに参加しました。
教えてくれたのは、本校12年生(高校3年生)の生徒です。
これは卒業プロジェクトの一環で、彼女は自身の卒業プロジェクトで文化・伝統工芸をどのように未来につなげていけるかをテーマとして取り組んでいるそうです。香川県の伝統工芸品であるこの手毬を彼女自身も作っているのですが、今回は学内向けに体験してもらおうということになったようです。
もともと手仕事が好きな私は早速申し込みました。
当日は、お母さん方を中心に高等部生徒も混じり、彼女が作ってくれた毬の土台に好きな色の糸を重ね合わせていきました。カラフルな綿糸はすべて彼女が草木染めをしたもので、なんともやさしい風合いに、糸を見ているだけでうっとりしてしまいました。
土台の毬の色もそれぞれ、またその上に重ねる綿糸の色もそれぞれで、悪戦苦闘しながらも完成した手毬をみていると、その人その人の個性が表れていると感じました。
12年生の彼女は堂々としたもので、本当に初めて人に教えるのかな?と思うくらいテキパキしていてとても感心しました。
卒業プロジェクトの本発表まであと1ヶ月。その発表の場で彼女が伝統工芸としての手毬やその他の文化や伝統工芸をどのように未来につなげていこうと考えているのかじっくり聞いてみたいと思います。
このブログが掲載される頃には、12年生の生徒たちは、プロジェクトの仕上げに入っていることでしょう。本発表ではそれぞれの雄姿を見られることをとても楽しみにしています。
※ 卒業プロジェクト発表は一般には公開されていません。
※ 卒業プロジェクトのテーマについては、
こちらの記事も御覧ください。
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