クリスマスを待つ日々

12月に入ると、京田辺シュタイナー学校でも、クリスマスに向かう準備が様々に行われます。アドベントカレンダーや、週毎に灯すキャンドルが増えていくアドベントリースなど、クリスマスを楽しみに待つ日々を大切に過ごします。

 我が家の一年生の息子も、クリスマスが大好きです。せっせと折り紙でツリーやサンタクロースや星を折ったり、クリスマスツリーに飾り付けをしたり、サンタさんにお手紙を書いたり、「サンタさんは毎年プレゼントをくれる良い人だもんね。お返しにお菓子を作っておいて、食べてもらおうね。」と準備に余念がありません。アドベントカレンダーを毎朝一つずつ開けるのもこの時期の楽しみの一つです。冬生まれという事もあり、クリスマス、お正月、自分の誕生日と行事が続く冬が、一年の中でも一番大好きな、嬉しい季節のようです。

 そんなある日「今日、学校で先生がヨゼフとマリアのお話をしてくれたで。このお話好きやわ。」と話してくれました。幼稚園でも、キリスト生誕のライゲンをしていたので、馴染みがあったからなのかもしれませんが、きっと深い所で心に響いているのでしょう。毎年、巡ってくるクリスマスを、子どもと共に楽しみに待ち、そしてまた新たな年、新たな未来を迎えていく喜びを感じながら、過ごせていけたらいいな、と思います。

 今年も一年間、ありがとうございました。最後に、プラネッツ2008年12月冬号から、クリスマスについて書かれた文章を載せたいと思います。どうぞ、暖かいクリスマス、そしてお正月をお過ごしください。

“シュタイナーはクリスマスに向かう私たちの感情の基礎になるのは普段は置いてきぼりにしている、「人間は本来聖なるものであるということを思い出すことだ」と述べている。クリスマスという祝祭は過去の出来事を思い出すというだけではなく、人間のあるべき姿を思い出し、その感情を自分の内にそのつど生み出して新たな年に向かって準備するという未来に向かう祝祭である”

                      n.m.
 
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