短期留学での出会い

 この夏休み、我が家の10年生の娘はずっと家にいませんでした。彼女がいたのは、オーストラリアのアデレード。そこにあるマウントバーカー・ヴァルドルフスクールに通い、その学校に子どもさんを通わせているご家庭に6週間ホームステイさせて頂きました。

 京田辺シュタイナー学校とマウントバーカー・ヴァルドルフスクールはもともと交流があり、去年もマウントバーカー・ヴァルドルフスクールの7・8・9年生の子どもたちと先生が、本校の家庭に一週間ほどホームステイされました。我が家にも8年生の男の子が滞在され、我が家の子どもたちも夫とわたしも、いつもとは違う数日を楽しく過ごしました。

 そんな訳で娘が短期留学を希望したとき、本校の先生は留学先として彼の学校を紹介して下さいました。

 初めて家族と離れて海外での生活。娘にはあえて日本との連絡手段は持たせず旅立たせました。
「どうしても必要な時は、滞在先でパソコンをお借りして連絡してきなさい。」と伝えて。

 娘が滞在させて頂いたお宅は、既にマウントバーカー・ヴァルドルフスクールを卒業した娘さんと現在11年生の娘さん、そしてマウントバーカー・ヴァルドルフスクールで先生をされているお母さんの三人家族のご家庭。

 娘からの連絡はありませんが、マウントバーカーの先生と連絡を取って下さっている本校の先生からの情報によれば、娘は彼の地の学校で元気に過ごしているらしい。滞在先のご家庭でも楽しく過ごさせて頂いている様子。
「それは良かった!自分で行きたくて行ったんだもんね。頑張れ娘!」夫とわたしはそんな気分でこの夏を過ごしました。
 
 8月末、娘が帰ってきました。娘は満面の笑みを浮かべ、第一声は「楽しかったで~!」

 娘から聞いたのは、彼の地で出会った友だちたちのこと、先生がたのこと、クラスのこと、授業のこと、滞在先のご家庭のこと、そのご家庭を通して知り合った人たちのこと、などなど。
そして娘が撮った写真を何枚も見せてくれました。娘が出会い、お世話になった大勢の人たち、友人達が写っていました。お会いしたことのないその人たちに、しみじみ感謝の気持ちが湧きました。ありがとうございます!

 そうそう、帰国し久しぶりに我が家の前に立って、娘が口にしたひと言は「ちっちゃいなぁ」
日本の家、ちっちゃいもんね。分かるよその気持ち。
さて娘の中身はこの夏少し大きくなったかな。
                              k/k

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