「新年を迎える会~2014年」


一年の中で一番寒さの厳しい時期を迎えています。ここ京田辺でも、雪のちらつく日があります。それでも確実に春は近づいています。

さて、京田辺シュタイナー学校恒例の「新年を迎える会」が今年も成人の日に行われました。新年を迎え心新たに一歩を踏み出すことと、本校の創立記念日(1月15日)のお祝いです。今年から時間が短くなり、保護者の持ち寄り料理、菓子等もなくなりましたが、とても濃密な時間を過ごせました。

まず、来年度新しく1年生になる保護者の紹介から始まり、人数の多くなった保護者をお互いに知り合うゲームをして、「開校時になかった物は何か?」というクイズや開校当時を知っている保護者から話を聞き、開校当時を偲びました。創設期を知っている保護者も段々少なくなり、しかし、そこがあるから今がある、伝え続けなければならない事実だと感じました。

最後にある教員から、今年で開校14年であり、それはルドルフ・シュタイナーの言う七年周期の第2七年期の最後の年でもあるという話がありました。今後、京田辺シュタイナー学校は第3七年期に入るわけですが、どのようにメタモルフォーゼしていくのか、しっかり自分の目で確かめたいと強く思いました。その為に自分に何が出来るのか、配られたゲーテの言葉と共に深く考えさせられました。このゲーテの言葉というのは、まだ校舎も何もない時に、読んでいたものだということです。普遍的な真実を感じます。以下に引用します。
:y…k:

我が身を捧げることを心に決めるまでは、ためらいが残る。
手をひく可能性もある。
効果はつねに薄い。
ものごとを始める行為すべてにあてはまる
基本的な真理がひとつある。
それを知らないと無数のひらめきや立派な計画をだめにする。
それは、人が真剣に取り組もうとはっきりと決めた瞬間に
神の意志も動き出すということだ。
そうでなければ、とても起きるはずのない
様々なことが起きて助けてくれる。
決意から物事の大きな流れが生じ、
そのあるべき方向へと進んでいく。
我が身に生じるとは夢にも思わなかったような
あらゆる予期せぬ出来事・出会い・物質的援助が訪れる。
できそうな事、夢に描けることをとにかく始めるがいい。
大胆さの中に叡智と力と奇跡がある。
いま、始まるのだ。
ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
『ヴィルヘルム・マイスター』より


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