教育内容
シュタイナー教育では子どもの成長段階に応じて、子どもの世界を広げながら、必要なものを育てていきます。
シュタイナー教育は自分で感じ、自分で考え、自分で行動できる人を育てることを目指しています。そのためにシュタイナー教育では、子どもたちへの深い理解と、独自の体系的な教育を展開しています。
詩で始まる授業、絵から導かれる文字、リズム体験による算数、イメージ豊かなお話や歌-すべての教科を通して、子どもたちが生き生きと世界と関わることができる芸術的な授業を目指します。また、教育内容と共に教員や親の人生に対する姿勢は子どもに深い影響を与えます。教育は、自らを創造していく芸術でもあるのです。
同じ教科の内容を毎朝1時間40分、連続して3~4週間集中して学びます。ひとつのテーマのもとに多教科を融合させ、絵を描き、歌を歌い,じっくりと授業にひたることによって、表面的な知識にとどまらない深い学びとなります。
本校では、点数による評価や順位付けはありません。学年末には、それぞれの成果と課題が表現された手紙と詩による通信簿が一人ひとりの子どもにおくられます。その通信簿を本校では「かがやき」と呼んでいます。
成長していく子どもの個性を責任をもって見守り、共に歩むために、一人の担任が入学から8年生までを通して受け持ちます。メインレッスン(主要教科)は、担任と専科の教員によって12年間を見通して展開されます。
手仕事、農業、木工、測量、地質調査、金属加工、製本などの実技と工場や福祉施設での実習が行われます。頭だけの知識でなく、手を通して世界と関われる人間、行動できる人間の育成を目指します。