梅雨明け前のまだ過ごしやすい7月13日、14日、15日に、今年も夏期講座は行われました。
約40名の方が参加され、みなさまとても満足した顔で帰って行かれました。
参加してくださったみなさま、さまざまな形で協力してくださったみなさま、どうもありがとうございました。
受講生のご感想の一部を抜粋して、ご報告いたします。
・普段いかに視覚から入る情報が多く、そこに偏り、それが全てだと思い込んでいたかということに気づけました。視覚に頼らず、聴覚が今までで一番なくらいに研ぎ澄まされました。
・夏期講座とは、「自分もこんな授業を受けたかった。」と思う人が行くものだと思い込んでいたので、こんなにも子供への理解が深まるものだとは思ってもいませんでした。低学年の子どもの心の状態がどういうものなのか、大人はどのように働きかけたら良いのかなど、体験を通して学ぶことがたくさんありました。今まで勉強会など座学にしか参加しておらず、それで十分だと思っていましたが、座学と体験は車の両輪なんだなと思いました。
・皆で動いたりお話を聞いたり絵を描いたりと、さまざまな方法で学ぶことができてうれしかったです。とてももりだくさんで、普段とは違う時間の流れを感じ、学び癒されました。時間の流れと皆で一緒に動く楽しさ、心をひとつにするような感じが(受講前の)イメージとは違いました。
・「楽しい」というのが一番に感じた。学びはあとからついてくるものなのかなと感じた。集中力と想像力が養われると思った。“愛”も入っていると思う。
・身体を動かす時間、集中する時間とバランス良く取り入れられていました。黒板はもちろんのこと、授業で使われる全てのものが天然のものや、手作りのもので、触れているだけ、聞いているだけで感覚に響いてきました。
・先生と生徒、生徒同志での相互コミュニケーションや触れ合う機会が多いので、このような毎日を密に仲間と過ごしていたら、人と人としての深く強い結びつきができ、お互いのことを大切に感じていくのだろうなと思いました。個性がよく表れる日々、点数で順位付けされたり、優劣をつけられることのない、個人として包まれ、認められて過ごす毎日。みんな違ってみんな素敵。そのような環境でのびのびと学校生活を送ることで、人としての大切な芯が育っていくのだと感じました。
・先生の語りが当時のようすを疑似体験させてくれるかのようでした。教室にいるのに、いつの間にか違う国・時代にいました。
・層技法の「層をつくっていくこと」が、7年生のこころの状態と重なるというお話がとても興味深かったです。
・素話のストーリーで社会(歴史)を学べることは、板書で習ってきた事よりも「世界に入っていける」楽しい体験でした!「伝えよう」とする先生が目の前で語ってくれると、集中力も高まるし、話しながらもワークや遊びを合間に入れて、クラス全体の呼吸に配慮してくれることも、柔軟で楽しい時間に感じました。
・歴史は人々の物語であり、その一つ一つが美しく語られていて聞き入ってしまいました。息づくような展開、強弱、間の取り方など、子どもたちが物語に入っていける工夫がこらされているかなと感じました。
・オイリュトミーは、やはり奥が深いものだなと思いました。音階は数学と初めて聞き、驚きました。音楽の3要素、空間の3要素、音と音の間のインターバル、様々なものを豊かに感じながら体で表現するって本当にすごいと思いました。
・頭と身体を一致させていくのが予想外に大変でした。シュタイナー学校の生徒さんもこの過程を経て頭と身体を一致させ、全人的に(心身一体となって)大人へと成長していくんだろうなと思いました。実際に動いてみて、とても楽しかったし、また参加したいな、オイリュトミー続けたいなと思いました。
・音楽に合わせて動くと思っていたのですが(それも正しいのですが)、自分(の体の中から)で音を出していっしょに動いていくのが音楽オイリュトミーなんだなあと実感しました。すっごく深く広く内容の密な講座でした。ほかの受講者ともとても仲良くなれます。(一体感がうまれます)
アンケートにご協力くださったみなさま、ありがとうございました。
来年もみなさまにお会いできることを楽しみにしております。
夏期講座実行グループ スタッフ一同