今年の夏期講座は、新型コロナウイルス第7波が始まり出した7月16日(土)、17日(日)、18日(月)に開催いたしました。
担当教員が新型コロナウイルス陽性者との濃厚接触の可能性が高いということで、前日に急遽Aコースが中止になりましたが、新型コロナウイルスの影響をさまざまな形で受けながらも、たくさんの方がご協力やお心寄せをしてくださり、BコースとCコースを最後までできたことをとても感謝しております。
ご参加くださった受講生のみなさま、ご協力、お心寄せくださったみなさま、ありがとうございました。
Bコースの参加者は14名でした。以下、アンケートより抜粋したものです。
「人間の歴史と照らし合わせ、人の成長の過程を学ぶのが興味深かったです。話に引き込まれていく感覚があり、集中できました。」
「実験、講義、エピソードなど興味が尽きなかった。自分でいろいろ考えたり、納得させられたりした。有意義な時間でした。」
「カリキュラムの全体の流れに『熱学』がどう位置付けられているのか。それは何故なのか?のお話が興味深かった。産業革命以降の文明の質が『熱』(燃焼・爆発)にあるというのが的を射ていると感じた。」
「誰かが考えたことが別の誰かに引き継がれて・・・という知のバトンの過程を学びました。私たちが使っている車や電車(鉄道)、飛行機の仕組み、そしてそれらがとても複雑なものですが、クランク、カム機構がそこに隠れているということを学んだことが、ものごとの本質を見る、知るということの大切さを教えてくださっていた気がしました。熱学、少しとっつきにくいものだと思っていましたが、とても楽しかったです。ありがとうございました。」
「(テーマを見た時は)難しく聞こえましたが、とても楽しく興味深い話や実験を通して人のあり方を学べたと思っています。“理”がこんなに楽しいと感じたことは初めてです。」
「もう幸せでした。毎朝はりきってスキップするように登校していた我が子達の幼き日々を思い出し、21歳の娘に『小さい頃はねぇ・・・』と伝えましたら、『私は最後まで楽しんで通ったよ。』との返事。幸せ倍増でした。」
「面白かったです。祥仁先生の物語にわくわくして、楽しい!!そんな幸せな時間でした。」
「移動(旅)をし始める9年生が産業革命を中心とした移動・熱学を学び、人類の歴史を追体験することの意味深さを3日間、肌で感じました。」
「授業全体が安心につつまれ、優しい雰囲気で進んでいました。内容もエピソードやその時代に生きた人たちの苦労が伝わってきました。また、間に実験もあり、体験しながら学べたことがとても良かったです。体験があって、初めて知識が生きものだということを感じた『熱学』でした。」
「高等部の授業なので難しくて、ついていけなかったらどうしようかなと思っていましたが、安心して受講することができました。」
Cコースの参加者は19名でした。以下、アンケートより抜粋したものです。
「相手を知って与えていくこと、その為には自分を知ること、1つひとつの活動に意味があって、それを使ってむきあうこと。人間とは、と問われ、そこに一生懸命になれる3日間でした。」
「こんなにも『自分が』感じる、ということに集中し、自分の中に入り、感じ、見つめた時間は今までなかったんじゃないかな、と思います。人様も大事だけど、まず『自分を大切に』ということを音や歌詞、活動の中で感じる事ができました。」
「やっぱり人間には音楽が必要なのだと強く感じました。年齢ごとにアプローチが違い、私の子供(小5、小1)がもっと小さなうちから出逢えていたら母としてもっと違う接し方が出来たのにと感じました。”音” ってすごいですね。枠にとらわれず、子供が感じたまま音楽を楽しんでもらえるよう接していきたいと思います 。」
「体や心がこんなにいろいろなことを感じることができるのかと思いました。 言葉にするのが難しくて、うまく表せないのですが、とても新鮮でした。自分の中で変化が感じられたので、良かったです。もうすぐ学校も夏休みなので、すぐ、学校の子どもたちにってことはできないのですが、それはそれで、夏休み、ゆっくり消化できていいのかもしれません。とにかく、麻先生のあたたかさがすごく伝わる3日間で、私はそのやさしさに感動しました。安心して授業うけてもらえるように私もしたいです。うたも大好きなので、いろんなうたをうたってみようと思います。」
「もう、幸せ以外の何ものでもありません。1、2年生の夢心地、3年生の目覚め以降、それぞれの意識に浸ることが出来ました 。」
「1日目に『感じてください』この一言で、授業への参加姿勢を変えました。
音を感じることに全身全霊をかけてみると、今まで授業で受けてきた音楽や電子音で聞いてきた音楽と違った世界を感じることができました。
また、『声も楽器の一つ』とのことで、どんなテンポ、高低差、声の大きさ等を意識することで、人との会話も音楽として奏でることが出来ることも感じました。
音の重なり合い、不調和、輪唱、等を体感し、音の心地よさや不快さを経験できたことがとても感動しました。
私立高校で働いているからこそ、今後に生徒との対話で合わせることや導く姿勢を『音楽』の観点からも実行していくことを取り入れたいと考えています。」
アンケートにご協力くださったみなさま、ありがとうございました。
来年もみなさまにお会いできることを楽しみにしております。
夏期講座実行グループ スタッフ一同