
7月19日〜21日の3日間、今年の夏期講座は36℃を超える猛暑の中での開催となりました。
暑い中ご参加いただいたみなさま、さまざまな形でご協力、お心寄せいただいたみなさま、ありがとうございました。
受講生のご感想の一部を抜粋して、ご報告いたします。
・先生のお話や転換時でも、そこかしこに芸術があり、想像以上に音や歌やライゲンに溢れていたことにとても驚かされました。子どもの心にスーッと入っていくのだろうなと感じ、改めて素晴らしさを感じました。
・流れるようなやさしい授業でした。先生と保護者の方々のよい関係、学ばれようとする姿勢、あたたかい空間で、とても心地よい時間でした。ありがとうございました。
・すべてが美しく心地よい空間でした。先生方の表情、一人一人を大切に愛情をこめてあいさつ、語りかけ、声かけがあり、心が満たされました。教わっているというより、先生がつくりだした世界に引き込まれるような感覚でした。
・頭で学ぶというよりも、心で感じ、身体で感じ、それをまた心や身体を通して自分の深いところに届けるような温かい学びを体験させていただきました。メインレッスンも手しごともオイリュトミーも全ての繋がりを感じ、色々な方向から学びを受け取らせていただき、とても楽しく幸せな時間でした。
・体も心もたっぷりと動かすことのできた2日間でした。聖フランシスコの人生を、先生の表情豊かな語りに導かれてたっぷり味わった後、絵にも描いてみて、暗闇を照らす「光」が私の中にも分けていただけたような感覚が残りました。知恵の光でもあり、愛の光でもあり、素敵な「光」の贈り物をありがとうございました。社会(現実)では、戦争や不正など、正視するのがつらいような出来事がたくさん起こっていますが、その中でも「光」を見失わずにいたいなと思いました。
・一日(授業)の始まりと終わりに、先生方が生徒の一人一人と握手をして、あいさつを交わしてくださる…自分が大切にされていると感じ、温かく穏やかな気持ちになりました。初のオイリュトミーや手仕事などが、とてもワクワクする内容でした。一人、かつ、皆で動く楽しさ、言葉と動きのおもしろさを味わえるオイリュトミー、いろいろな発見がありました。自分で道具を作る手仕事では、自信と充実感を味わい、手仕事への愛情もより深まると思いました。そして、学びの前の始まりの詩やお話からも、勇気をいただきました。教室では2年生なので、メモするのをためらいましたが、今回は、朝と手仕事、平和を求める祈りの言葉などを教えていただきました。最後のハーベストは、学びを共有する喜び。上の学年の方々の発表を聞きながら、実際の生徒さんたちも、お兄さん、お姉さんの発表を頼もしく、尊敬の念を抱きながら、見てるのかなと思いました。新しい友達に出会うだけでなく、昨年一緒に学んだクラスメートと今年再会できたことも嬉しく思いました。いつも、このように外部の者にも開いてくださっている学校と先生方や関係者の皆さまに感謝します。
・3日間あっという間にとても充実して参加できました。化学ですが、今の自分の生活やとりまく世界と関連ある内容で楽しく学ぶことができました。一つ一つが自分がしっかり関わりをもって参加できたと思います。
・充実した3日間でした。たき火から灰を取ったり、紫キャベツを切って煮るところから試薬を作ったり、石灰岩を高温で焼いて生石灰を作ったりと手間のかかることを体験できたおかげで、深い学びとなりました。世界の中での現象や自分とのつながりに考えがおよびました。
・1日目のたき火から灰→灰汁の酸アルカリ→石と物質のエネルギーの変化をじっくり観察して目や耳や五感で感じることで、全身で地球を感じることができ、とてもおもしろくて楽しかったです。化学が大好きになりました。オイリュトミーの表現もすばらしくて(むずかしさも一級でしたが)すごく楽しかったです。
・化学が嫌いというか苦手でした。自分の生活には結びつく現象ではないと思え、理解するには教科書の言葉は難しかったです。じっくり、ゆっくり自分で体験しながら、学べるという新しい環境でした。
オイリュトミーは初めてやりましたが、楽しすぎてずっとニコニコしていました。もちろん難しい動きは1回で理解できるわけではありませんが、それすらもできるようにすることも楽しく、できてもできなくても楽しかったです。
・疲れました。心も体もそれ以外も。今回受講した皆さんと一緒じゃなければ学び切ることは難しかったかもって思ってます。容赦なく本気の化学だったと思います。退屈する暇もなく、本当に全力を出し尽くし、完全燃焼しました。改めて化学という学問がもつすごさを感じたし、それをオイリュトミーという観点から体験させるのも本質的ですごいと思ったし、自分がやりたいのはこの領域なんだと思いました。学んだことが多すぎて、まだ、消化には時間がかかりそうですが、一つ一つ積み重ねていきたいと思います。本当に本当に奇跡のような素晴らしい学びを体験させていただき、ありがとうございました。
・予想以上にたくさんの学びと気づきがありました。とても感謝しています。参加してよかったです。そしてこれをきっかけにさらに学びたいことがたくさん出てきたので意欲を与えていただいたことにも感謝しています。
・形あるもの「建築」についてお話を伺うかと思いきや人智学・宇宙的な広大で果てしない世界へいざなわれるような二日間で、頭の中の全ての新しい部分を耕した時間を過ごさせていただきました。
・さすが伊藤先生。建築の話からアントロにつながって行くとは思いませんでした。建築を見るのは好きですが、ただ建物として見ているだけでこの学校にしても素敵だなぁと思っていただけですが、今回のお話で新たな視点で見ることができそうです。
・まず期待していた校舎設計への想いや建物のつくりについてのお話しを聞くことができ、子どもたちがその中で学び、育っていけることがとても幸せなことだと思いました。 思いのほか人智学の内容があり難しかったのですが、建築にも切り離せないお話しでしたので学びになりました。
・伊藤先生のお話はいつも自分自身の言葉でつかみ取るようにというのが大切だと思っているので、いまのいまの感想となると頭がパンクしそうです!建築は生きもので私たちは他者だけでなく自然、建築、宇宙と向き合い、映し、自分と出会い続けたり、そして息をはき出し、世界に働きかけてゆきたいです。また会いましょう!おつかれさまでした。どうもありがとうございます。
・1つ1つのさりげなく出てくるワードの概念が深くて、その言葉ひとつだけでも1日講座ができるくらい沢山の言葉のシャワーをあびて、‘わからないことはわからないまま一旦しまって温める‘というお蔵入り部屋に入れるワードが多すぎて、満員状態です。が、ちゃんと1つ1つ進化させていきたいなぁと思います。初めて幾何学が面白い!と思いました。ものすごい大発見をしたような気分です。なぜ?なぜ?でもすごいです。
アンケートにご協力くださったみなさま、ありがとうございました。
来年もみなさまにお会いできることを楽しみにしております。
夏期講座実行グループ スタッフ一同