アドベントストリング


クリスマスを迎えるための準備、みなさんはどのようにすすめていますか?
それぞれのご家庭でいろいろと工夫されていることでしょう。

私が子どものころは、ただ、クリスマスツリーに飾り付けをし、当日は、サンタさんからのプレゼントを楽しみにして、クリスマスケーキを食べるというお楽しみの日でした。ツリーを出す日もクリスマス直前の母の都合の良い日だったような気がします。

シュタイナー教育を知り、京田辺シュタイナー学校に長男が入学してからは、クリスマスに対する意識が変化したように感じます。クリスマスはイブとその当日だけではなく、その3週間以上も前からアドベント(待降節)とよばれる時期があり、毎週毎日クリスマスに心を向けて、静かに当日を迎える。という風に・・・。
男児二人のにぎやかな我が家が、静かに毎日を過ごすことはあり得ませんが、クリスマスへの期待を少しずつ高め、待ち望んで当日を迎えるように手助けしてもらえる「アドベントストリング」と呼ばれるものがあります。

12月1日から毎日、「アドベントストリング」の袋の包みをひとつずつ開いて、我が家では中身をネイチャーコーナーに並べていきます。袋は全部で24個あり、下から順番にあけていくようになっています。中身は聖書の天地創造をもとに1週目は鉱物界、2週目は植物界、3週目は動物界、4週目は人間界にちなんだものが入っています。たとえば、1週目には水晶、石や貝殻、2週目には球根や松ぼっくり、3週名にはミツバチ、羊やロバ、4週目に天使、マリア、ヨセフそしてイエスなどです。
昨年開けた袋といえども、子ども達も私も忘れているので、次の袋からは何が出てくるのか、毎日とても楽しみにしています。きれいな色に染められたシルクの小袋から取り出す小さな贈り物は、毎日少しずつ増えていく楽しみと、クリスマスの日に完成される調和とを心待ちに、静かで清らかなひとときを与えてくれます。ほんの一瞬ですが・・・。今年も待つ楽しみを、子ども達と過ごしたいと思っています。

みなさまが心温まるクリスマスを過ごされることを願っています。

今年はこのブログが最後となります。今年も京田辺シュタイナー学校にお心をお寄せくださり、本当にありがとうございました。来年もまたどうぞよろしくお願いします。みなさまがよき新年を迎えられますように。

※アドベントストリングは保護者の自主活動「アドプロ」が製作しています。

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