ニュース&トピックス

2024年度 一般講座のお知らせ

「社会と学校」お申込み受付中です。

NPO 法人京田辺シュタイナー学校では、2021 年度より、オンラインによる一般向け講座を開催しています。 今年度も、シュタイナー教育を基盤にした多種多様な内容の講座を行っています。

受講方法

講座当日 10 時からの、Zoom を使用したオンライン配信、もしくは後日の録画視聴となります。すべての講座は、講座本体60分、そのあとの質疑応答30分の構成となります。配信方法・録画視聴の詳細については、 お申込み後にメール等でお知らせいたします。

講座 2 社会と学校(全2回)

2024 年度京田辺シュタイナー学校の一般講座 第2期プログラムとして「社会と学校」を2回にわたって開催いたします。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

講師による講座概要紹介

R・シュタイナーは『社会の未来』(高橋巌訳・春秋社)のなかで、学校のありかたについて、次のように述べています。
何をどのように教えるべきかは、何らかの国の命令によって決定されるべきではありません。実際に教育にたずさわっている人たちが、教育活動そのものの管理者であるべきなのです。言い換えれば、小学校低学年から最高の教育課程に到るまで、教師が何をいかに教えるべきかについては、政治的、経済的な権力から独立した精神団体そのものの内部で決めるべき事柄なのです。(41・42 ページ)

では、そのような学校は社会とどのような関係を持つのでしょうか。
実例として、第二次世界大戦後の西ドイツにおいて、シュタイナー学校はどのように社会、または国家と関係を持ってきたのかを見てみましょう。そして、この京田辺シュタイナー学校は社会、または国家とどのような関係を持つべきなのかについても考えたいと思います。おそらく、その過程でシュタイナーの「社会三分節化論」にも向き合う必要が出てくるでしょう。

どこまで、思考を深めることができるかは、まだ見えていません。しかし、遠藤孝夫氏の論考「ヴァルドルフ教員養成の公的地位獲得と教員養成の国家独占の否定」(「教育学研究」第 80 巻第 1 号・2013)、そして、シュテファン・レーバー氏の『ヴァルドルフ学校の社会的構成(Die Sozialgestalt der Waldorfschule)』(Freies Geistesleben・1991)などを参考にしながら、この夏の課題としてじっくりと考えてみたいと思います。本講座では、その考えや発見を参加していただいた皆さんと共有し、学校と社会の関係を探っていきたいと考えています。

日時

① 10月13日(日)10:00~11:30

② 11月30日(土)10:00~11:30

参加費(全2回) 一般 5,000円(税込) 会員 3,000円(税込) ※会員とは法人正会員、賛助会員、友の会の会員を指します。
申込受付期間 随時~2025年1月31日
録画配信期間 各講座の翌日~2025年2月2日まで
お申込み

ご購入はこちら

講師紹介 : 吉川 岳彦 (よしかわ たけひこ)高等部 教員
1973 年生まれ。 龍谷大学卒業後、 印刷営業、 バイク便、 農業など種々の職業を経験する。 27 歳にして 「教えるプロになろう!」 と思い立ち、 中高国語科教員の免許を取得。 出身校の私立桃山学院高校にて専任教員として採用される。 厄年の 42 歳、 同校を退職し、 妻、 3 歳の娘とともにドイツ・シュトゥットガルトへ移住。シュトゥットガルト自由大学 (Freie Hochschule Stuttgart) の修士課程入学。 40歳から始めたドイツ語に苦しみつつも、 MA およびクラス担任 ・ 1-6 年生の音楽専科教員資格を取得。 2019 年度より京田辺シュタイナー学校の高等部教員として勤務。 趣味はリコーダー演奏。 なお読書は趣味ではなく生活そのものである。

今後開催予定の講座

講座3 シュタイナーの人間観に基づいた「栄養学」(全2回)

日時

① 2025年1月26日(日)10:00~11:30

② 2025年2月9日(日)10:00~11:30

参加費(全2回) 一般 5,000円(税込) 会員 3,000円(税込) ※会員とは法人正会員、賛助会員、友の会の会員を指します。
申込受付期間 随時~2025年4月10日まで
録画配信期間 各講座の翌日~2025年4月13日まで
お申込み

ご購入はこちら

講師紹介:中村 真理子(なかむら まりこ) 初等・中等部 教員/教員養成講座 講師 公立小学校教員を経て、英国エマーソンカレッジに留学。シュタイナー教員免許取得。 キャンプヒルスクール(スコットランド)にて勤務。帰国後、京田辺シュタイナー学校の設立に携わり、2001 年より担任として勤務。2020 年、クラス担任として3度目の8年間を終え、2021 年秋より開設された教員養成講座 講師就任。日本シュタイナー学校協会代表理事。

販売を終了した講座

講座 1 英語の木を育てる2(全2回) 

講師からのメッセージ
外国語を学ぶには基本的に4つのアプローチがあります。 外から自分の中に入ってくるリスニングとリーディング。 これはインプットと言われる行為です。 そして自分の内側から外に向かう行為がスピーキングとライティング。 こちらはアウトプットと言われるものです。 また、 語学学習は単に無味乾燥なスキルの向上や意思疎通の道具で収まるものではありません。 言葉自体の持つ美しさや柔らかさを味わうこと。 異なる文化背景を持つ人を理解する多様性や柔軟性を培うもの。 なにより他者と繋がり自分を知る楽しい営みです。「英語の木を育てる」 ための養分を考慮し、 学ぶ時期や季節を大切にしながら授業を創っています。今回のレッスンでは2~3つのミニレッスンを通し、 少しでもシュタイナー学校高等部の英語を体験して頂けたら幸いです。子どもたちと英語を話す時、 必ずDon’ t be shy! (恥ずかしがらないでね)It’ s OK to make mistakes! (間違っても大丈夫!) と言っています。 どうぞ積極的に講座にご参加ください。
※本講座は講座形式の性質上、録画配信ではリアルタイム配信の一部が編集、カットされる場合があります。予めご了承ください。
講座の詳細はこちら

日時

① 5月18日(土)10:00~11:30

② 6月15日(土)10:00~11:30

参加費
(2回セット)
一般 5,000円(税込) 会員 3,000円(税込) ※会員とは法人正会員、賛助会員、友の会の会員を指します。
申込受付期間 随時~2024年8月18日まで
録画配信期間 各講座の翌日~2024年8月20日まで
お申込み

販売は終了しました

~再販~ 英語の木を育てる(2023年度講座の録画販売)

 2023年度に開催の「英語の木を育てる~全3回講座~」の録画講座を販売します。
 言葉の学びを通して子ども達に体験してほしいこと。それは「外の世界(他者)と繋がる喜び」と「内の世界(自分)を知る喜び」です。
 自分を知る為にはまず外の世界に興味を持つことが大切です。周りの人や事象に興味を持ち、言葉を用いて周りに働きかけ、自分にも問いかけていきます。好奇心を持ち、外の世界に心を開いて学ぶ中で、世界に対する興味が広がり、深まります。同時に自分の考えや感情と向き合っていきます。新しい自分を発見し、知る喜びがあります。
 外国語を習得すること。それは一朝一夕にはいかないことです。しっかりした言葉の力をつける為に、いくつか避けては通れない学びがあります。例えば大きな英語の木を育てるにはしっかりとした根っこが必要です。土台になる単語・文法・読解を中心に、高等部の最初の2年間は言葉の約束事の積み重ねを何度も何度もしていきます。高等部の後半になると、幹が育ち、葉が大きくなり、花が咲き、実をつけていきます。(英語を学ぶ)から(英語で学ぶ)に変容していく中で、自分の想いを英語で発信します。相手の話を傾聴する中で言葉を通し人と自分と繋がっていきます。4年間で自分の内側にある英語の木がすくすく育つようにと心がけレッスンを行っています。
 本講座は、このようなシュタイナー学校での実践をもとに、その一端をご体験いただく機会となります。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
講座の詳細はこちら

回数

3回(2024年1月~3月に実施された講座の録画販売です。リアル配信はありません)

参加費
(全3回)
一般 6,600円(税込) 会員 3,300円(税込) ※会員とは法人正会員、賛助会員、友の会の会員を指します。
申込受付期間 随時~2024年8月18日まで
録画配信期間 各講座の翌日~2024年8月20日まで
お申込み

販売は終了しました

講師紹介 : 渡辺 早苗 (Watanabe Sanae)専科 教員
1973年生まれ。小さい頃から 「言葉」 に興味があり、 人と話をする事が大好きで 「言葉で平和を創る」 がライフワーク。高校時代の英語家庭教師のアルバイトで 「人が成長するのを見るのが好きだ」 と実感。 甲南大学英文学部入学後、 University of Oregon で国際学を学ぶ。 その後人間総合科学大学に編入し心理 ・ 教育 ・ 文化を学び卒業。 英語語学専門学校にて12年間様々な英語クラス (英会話・資格 ・ 留学 ・ 時事英語など) を担当。 中学生から80代まで2000人以上の方と語学レッスンを楽しむ。 その後、 京田辺シュタイナー学校高等部英語専科教員として2011年から勤務。趣味 : コミュニケーション (人と植物と動物と鉱物と色) ・ 詩作・旅・ 読書 ・ お料理

 

 

お問い合わせ先:webinar@ktsg.jp 主催:NPO法人京田辺シュタイナー学校

 

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