第一ゲーテアヌムパネル展示と解説のご案内
●パネル展示
日時:2013年11月9日(土)13:00~17:00/11月10日(日)10:00~15:00
会場:NPO法人京田辺シュタイナー学校 2階ホール (入場無料、申込不要)
●本校設計者 伊藤壽浩による解説
「第一ゲーテアヌムについて」
日時:11月10日(日)13:00~
パネル展示チラシ.pdf
第一次世界大戦が勃発する前年の1913年9月20日、スイス・ドルナッハの丘の上に第一ゲーテアヌム の礎石が据えられました。ゲーテアヌムはルドルフシュタイナーによる神秘劇の上演劇場として、また人智学 のための精神科学自由大学として建設されました。
そしてこの建物そのものが人智学を語るものとして、建築 のみならず、内部の彫刻、絵画、色ガラス、パイプオルガンまで含めた総合芸術としてシュタイナー自身の手 によって設計されました。しかしこの類稀な木造建築は、わずかな期間この地上に存在しただけで1922年 の大晦日不審火によって炎上消失してしまいます。
この第一ゲーテアヌムの定礎100周年にあたる今年、ドルナッハを中心に様々な記念行事が行われ、東京 では9月20日に記念講演が行われました。
この記念すべき年に、ここ京田辺でも今回制作されたものをお借りして、パネル展示が開催されることになりました。普段目にする機会の少ない第一ゲーテアヌムの姿をこの機会に少しでも多くの方にご覧いただき、 「造形言語として語られた人智学」に触れていただけたらと思います。
●ゲーテアヌムとは――スイスのドルナッハに建つルドルフ・シュタイナーが設計した建築物。普遍アントロポゾフィー協会本部であり、精神科学自由大学が置かれ、シュタイナーの神秘劇とゲーテのファウストが定期的に上演されている。木造の第一ゲーテアヌムは竣工後9年にして不審火により焼失、現在の第二ゲーテアヌムはシュタイナーの手によるクレイモデルをもとに建設された。
●学校報プラネッツ最新2013年秋冬77号にて、芸術特集ー京田辺シュタイナー学校における芸術教育ーで「建築」について紹介しております。