新学期に入って2ヶ月が過ぎようとしています。
入学式の頃はまだ枝ばかりだった木々には、
今、緑の葉が枝いっぱいに生い茂っています。
この緑あふれる季節、5年生の娘のクラスでは、
メインレッスンで植物学を学んでいます。
その植物学が始まる前の4月のある日、
帰宅した娘曰く
「今日、公園に行って、『私の木』を選んだ」
それぞれ好きな木を選んで、それをスケッチしたとか。
これからは毎週この公園で「私の木」をスケッチして、
お弁当を食べて、遊んで帰るんだ、と話してくれました。
後日、先生から聞いたお話では、
最初子どもたちは、
「一週間で変わる訳ないやん」と言っていたそうです。
一週間後、公園に行って――
「変わるんだ・・・!」
その変化に驚いていたとのことでした。
「私の木」があるのは、
1年生の頃から
お散歩、雪遊び、草木染用のヨモギ摘みなど、
四季折々に親しんできた公園です。
お散歩のお土産をわれ先に見せてくれていた頃の彼らには、
まだ幼児の面影が残っていました。
自然の恵みをからだ全体でただ味わっていた時期を過ぎ、
その営みそのものにも目を向けることができるようになる。
そんな年齢になってきているんだな・・・。
いつの間にかすんなりと手足が伸びて、
遠からず私の身長を追い越しそうな5年生の子どもたちを
思い浮かべ、そう思いました。
n*h