卒業演劇練習中

シュタイナー学校では、8年生で初等・中等部を卒業します。
息子は現在8年生。8年生では卒業前、その学びの最後に
「卒業演劇」を行います。彼は今その劇の練習をしています。

昨夜息子は夜遅くまで、小道具に使う「りんご」をテニスボールと紙粘土で作っていました。作りかけのりんごを、6年の妹とわたしに見せながら「どう?いい感じ?」と聞いてきます。「いい感じなんちゃう。」と返事をしつつ、まだ真っ白なりんごを見て「色塗りが勝負やな・・・」と心のなかでつぶやくわたし。
息子は小道具係です。メンバーは5人。
りんごのほかにも色々な小道具を作っていきます。そのなかで大物は「クロスボー」という弓。木工を指導して下さる先生に作り方を相談中のようです。

小道具係のほかに、大道具・衣装・ポスター・プログラム・音響とさまざまな係があり、クラスの全員が何らかの係を担当しています。ひとりひとりが舞台で役を演じるだけでなく、劇作り全体にクラスみんなで取り組んでいます。
「今日は衣装係と話して、帰りが遅くなった」と、言って帰ってきた日や、
「○○くんは大道具係だけど、クロスボー作りだけは手伝ってくれるんだ。」と話してくれることもありました。

脚本は分厚く、息子はいくつもの小見出しを付けて開きやすいようにしています。家では劇の練習をしない息子ですが、学校では3月中旬の本番に向けて毎日が練習。
「明日は朝から一日劇の練習や」なんて言いつつも、どこか楽しげな息子。

まだまだずっと先のことだと思っていた、自分の子どもの卒業演劇が、すぐそこまで来ています。
とにかく体調を崩すことなく本番の日を迎えてほしいと願う毎日です。

さてクイズです。「りんごとクロスボー(弓の一種)」を小道具に使う今年の卒業演劇の演目は何でしょう?
8年生の卒業演劇は、残念ながら学内関係者しか観劇することが出来ません。
クイズの答えは次回のブログをご覧くださいね。
  
k/k


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