長かった夏休みも、そろそろ終わりに近づくころ、
毎年子どもたちが口にするセリフがあります。
それは「あぁ、早く学校が始まらないかなぁ」というひとこと。
初めてそれを聞いたとき、わたしはびっくりしました。
自分の子ども時代、夏休みが終わり新学期が始まるのは
とても憂鬱なことでしたから。
子ども時代私は「あぁ、学校が始まっちゃう。ずっと休みだったら
いいのに・・・。」などと思いながら、ツクツクボウシや
ヒグラシの鳴き声をうらめしく聞いていたものでした。
長期休みの終わり頃に繰り返されるこの子どもたちのひとことに、
「この子たちは学校に行くのが楽しいんだなぁ。」
と感じ入ります。
ところで、子どもたちの「学校行きたいなぁ」という声を聞くころ、
わたしはおもむろにオイリュトミードレスのアイロンがけをします。
1学期の終了とともに子どもたちが持ち帰ってきた、
オイリュトミードレスで、洗濯は早々に済ませてあります。
オイリュトミードレスというのは、オイリュトミーの授業の時に
子どもたちが着るもの。学校から借りています。
何年もかけてお母さんたちが協力して手作りし、
子どもたちのドレスを揃えました。
学年によってドレスの色が違います。
そして1年生から4年生は木綿のドレス、
5年生からは絹のドレスを着ます。
本校の夏休みは約2ヶ月、冬休みも1ヶ月近く、と
公立校より長く設定されています。
ですから私の場合「これから長~い夏休みが始まる・・・。」
という思いとともに夏休みは開始します。
しかしこれも毎年のことですが、アイロンがけをしながら、
思うのは「あっという間の夏休みだった・・・。」ということ。
子どもたちが毎日学校に通うことになる新学期に
ホッとするような、さみしいような。
さて、2学期には秋祭り&バザーもあります。
また楽しくも忙しい日々を子どもたちは送ることになるのでしょう。
k/k