この春、3年生に進級した娘は、たまらなく大きくなった気分でいます。
それは、学校で生活科の授業が始まり、園芸をしたり調理をしたりといった経験をしたことで、お母さんと同じことがたくさん出来るようになったからです。
下校後、夕方の台所に親子で立つ時間も増えました。
「お豆腐切るのは任せてね」「お味噌は私が上手に溶かせるよ」
生活科が始まるために仕立てたエプロンと三角巾もフル稼働です。
5月の連休は、遠方から遊びに来てくれた同い年の従姉妹と一緒に、野草摘みとその調理で盛り上がりました。
まずは娘が描いたメモを頼りに、
たんぽぽ、スギナ、カラスノエンドウ、よもぎ、を探しにお散歩です。五月晴れの中、田んぼのあぜ道を歩くのは気持ちよくて、「あっちにあるよ!」「あ!こっちにも」と、どんどん足が進みます。
摘んだ野草はザルに並べて綺麗に仕分けられ、洗って衣をつけて、フライパンの中へ…
たんぽぽ、スギナ、カラスノエンドウは天ぷらに。
よもぎはあんこを包んだよもぎ餅になりました。
たくさん食べて、集まった親戚達にご馳走もして、2人とも大満足。
連休中、たっぷり共に過ごした従姉妹が帰る時はとても寂しい瞬間です。普段は遠くて会えないし、通っている学校も違うけど、そんな2人が新たに見つけた “同じ好きなもの”を確認して、さよなら出来ました。
「たんぽぽ美味しかったね」
「うん、また作ろうね」
YK