新学期がはじまり、一か月。初々しい一年生を迎え、学校全体がいつもに増して、光り輝いているように感じます。
京田辺シュタイナー学校では、一年生は保護者とともに登下校します。また、四月いっぱいは下校時間もお昼前と、初めて学校生活を送っている一年生の子どもたちのペースに配慮して、ゆったりと学校生活がスタートします。
一方、この時期の一年生の保護者は、しばし、送り迎えで慌ただしい日々を過ごします。
集いカフェは、そんな一年生の保護者のみなさんが、お迎えまでの時間にほっと一息つきつつ、在校生保護者との交流を通じて、新しい生活への不安や疑問を解消するお手伝いが出来たらという思いからはじまった保護者の活動です。
カフェと言っても、場所は日替わりで、学校付近の在校生保護者宅です。そのお宅の保護者の他に数名の在校生保護者が加わり、新入、編入生の保護者のみなさんとほっこりとお茶とお菓子を囲んでおしゃべりに花を咲かせます。
話題は、学校生活の細々としたことや、遠方から転居して来た方に向けての地元情報にはじまり、学校やシュタイナー教育に寄せる思いや、子育てのこと等々、まさに百花繚乱です。笑いたっぷり、時にはしみじみと涙することも・・・。
私も遠方から引っ越して来て、わからないことだらけだった娘の入学時、このカフェの存在を大変有難く思いました。それ以来、毎年参加しておりますが、様々な年齢の子どもを持つ、様々な立場のお母さんやお父さんたちと気さくに話せる雰囲気は、なんとも温かく、この学校らしいなと思います。
来年も、桜の頃のこのカフェで、たくさんの素敵な出会いがありますように。
C.T