京田辺シュタイナー学校では、毎年クリスマスの生誕劇を上演しています。
この劇はオーストリアの小さな村に古くから伝わるものを、ルドルフ・シュタイナーが再編したもので、世界中のシュタイナー学校で教員から子どもたちへの“おくりもの”として上演されています。
天使ガブリエルから受胎告知を受けたマリアが、ヨゼフと一緒にベツレヘムにむかい、厩で御子イエス・キリストがお生まれになる。羊飼いたちは天使ガブリエルから生誕を知らされ、お祝いに駆けつける。という誰もが知っている内容ですが、毎年、見終わったあとは、心がとてもあたたかくなり、勇気が湧いてくる劇なのです。
私は毎年観劇しています。初めのころは、どの教員がどの役をするのかを我が家の子どもたちと予想するのが楽しかったのですが、近年は、演じる役によって日々接している教員とはまったく違っていて、演じている役そのものに見えてくるのが不思議に感じます。演じることの楽しさが、こちらにも伝わってくるのです。
毎年、教員は生誕劇を演じるにあたって、そこに祈りを込めていると思います。今年、私は観劇に来ることができた子どもたち、大人はもちろん、会場に足を運ぶことのできなかった人々にも大いなる恵みと光が届いたような、そんな気持ちになりました。
このクリスマス生誕劇は学校関係者以外のかたも観劇していただくことができます。今年は12月17日(土)に上演は終了しましたので、また来年、お申込みいただければ幸いです。詳しくは、メルマガ、ホームページで見ることができます。みなさまとも一緒に観劇できるとうれしく思います。
今年はこのブログが最後となります。今年も京田辺シュタイナー学校にお心をお寄せくださり、本当にありがとうございました。来年もまたどうぞよろしくお願いします。みなさまがよきクリスマスと新年を迎えられますように。
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