野球部で変わる子どもたち その姿に感化されて

京田辺シュタイナー学校で行われているクラブ活動の中で、
私たち保護者が一番目にする機会が多いのは、野球部です。
野球部は、クラブ活動が始まる6年生の終盤から9年生までの活動です。
放課後、学校のグラウンドで練習をしているため、
低学年や学童のお迎えの際に、練習に励む子どもたちの姿をよく目にします。
グラウンドのすぐそばには学童のお部屋があり、
小さな子どもたちは防御ネットの向こう側から、
お兄さん・お姉さん(野球部は女子部員も多いのです)のかっこいい姿に釘付けです。
こんなに小さなころから練習風景を見ていると、
きっと「私も、僕も大きくなったら野球部に入ろう!」と思うでしょう。
 
学校に出向く機会が多い私たちは、荷下ろしなどやむを得ない事情で車でグラウンドに
入ることがあります。
そんな時は野球部の子どもたちが駆け足でやってきて、校門の開け閉めをしてくれます。
ただし——こうして駆け足で近寄ってきた子どもたちに、気軽に声をかけてはいけません。
5年生くらいまでは、学校で出会うと「○○君のお母さんだ~!ねぇねぇ今日、○○君学校で転んで膝から血が出た!でも泣いてなかったで~」なんて、かわいらしい報告をしてくれていた子どもたちが、
ある日突然、「こんにちはっす~!」(えっ、“っす~”って何!?)と、礼儀正しい少年に変わっていくのです。
私たちも負けじと、「こんにちは。校門、ありがとうね」と、きちんと挨拶を返します。
少し寂しいような気もしますが、日々成長していく姿を見られるのも、野球部ならではの醍醐味です。
 
雨のあとのグラウンドは水はけが悪く、練習ができません。
そんな時、部員たちはスポンジを片手に水たまりの水を吸い出します。
雨天時にグラウンドに車が入り込むと最悪で、乾いたあとの車のわだちに足を取られて足首をねんざしたり、
ノック練習ではボールが思わぬ方向に跳ねてしまったりするそうです。
部員たちは、水を吸い取り終えたあと、丁寧にグラウンドをならします。
そのひたむきな姿に心を打たれ、保護者が自分たちの行動を見直し、車の駐車を最低限に出来ないか?と
会議の議題として取り上げたこともありました。
そんなふうに、子どもたちの成長の瞬間をすぐそばで感じられ支えてあげようと思えるのも、この学校ならではの光景です。
今日もグラウンドには、かけ声と笑顔があふれています。


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