親子で心地よい時間を~お日さま雨さん~

京田辺シュタイナー学校は、1年生から12年生までが通う学校です。
ところが年に5回だけ、小さな子どもが通う特別な日があります。


『お日さま雨さん』

この学校に集う保護者が企画している、 親子の会です。お日さま雨さんには、未就園児とその親御さんが一緒に学校にやってきて、シュタイナー幼児教育を体験します。

賑やかな毎日を支える校舎に、足元が頼りない小さなお客さまが一歩一歩しっかり地を踏みしめ、お父さんやお母さんに導かれながら校舎に入ってくる様子はとても珍しい光景で、門から教室にたどり着くのさえ応援したくなります。そんな姿を見ると、うちの子は大きくなったなぁ…と思うのです。
それもそのはず。娘は9年前のお日さま雨さんに通う小さなお客さまのひとりでした。私も娘と一緒にお日さま雨さんに通ったので、毎年当初の気持ちが蘇ってきます。


2歳の娘には大きな段差の階段を、よいしょよいしょと上り、やっと着いた教室はとても暖かい空間に設えてありました。そこで待っていた先生が「〇〇ちゃん おはよう」と娘の手をふんわり握って、握手してくれるのです。先生が私にも挨拶してくれます。「〇〇さんおはよう」 同じようにふんわりと握手して。
たくさんの言葉はないけれど、その手から確かに伝わってきた先生のメッセージを感じました。「よく来たね」 「安心していっぱい遊んでね」 と。

丁寧に受け入れられた娘は、当たり前の様にその空間で遊び始めました。
貝殻、木ノ実、竹のカップにスプーン、細かに編まれた紐や、柔らかいお人形、色彩豊かなこびとさん……
どれを取っても娘の手に優しく馴染みそうなものばかり。

これはどう?と勧めたくなりますが、子どもが好きな事を自分で見つけていけるよう、ここではそっと見守れる大人の環境もありました。自然な眼差しで見守れるようにと手仕事が出来るよう準備されていたのです。

親子で先生に導かれながら、安心できる空間で、ゆっくりと見守り、親子であたたかな時間を過ごしたのでした。


この春、お日さま雨さんに訪れる小さなお客さまを見ると、また私の心が揺さぶられることでしょう。
うちの娘、大きくなったんだな…と。
小さなお客さまが、優しい握手で受け入れられ、親子共に心地よい時間が重ねられるといいなぁ。
そう願いながら、門から教室までたどり着く歩く道のりを、応援したいと思います。



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